ものの見方
Youtuberをしている整体の先生が話していたのですが、ハワイ大学から「すぐに来い。死後間もない人体が手に入った」という知らせがあったので、そんなチャンスはめったにないので出かけて、その死後まもない人体を動かしつつ解剖するのを見て勉強することが…
遅塚忠躬『フランス革命ー歴史における劇薬』という本を読んだ。何十年ぶりかに読んでみると、よく書けているなあという感想。 「劇薬」というのは、効能がある代わり恐るべき副作用があるという意味である。フランス革命は「自由・博愛・平等」というスロー…
プロテスタントの神学校は、宗教改革の伝統に則って、聖書の原語、原典釈義を大切にする。16世紀の改革者たちはローマ教会のウルガタに基づいて論じる学者たちに対して、ギリシャ語、ヘブライ語の聖書を引用して論じたそうである。神が、これらの言語をも…
哲学書を読み始めようとするとき、岩波文庫に入っている哲学書をちらちら見てもさっぱりわからなかったので、哲学辞典が必要だと感じた。そして指導くださる飯塚勝久先生に「哲学辞典を買わないといけないでしょうか。」とおたずねしたところ、「いや、哲学…
主イエスが水の上を歩いてきたのはガリラヤ湖の浅瀬を歩いてきたのを弟子たちが見間違えたのだとか、イエスの復活というのは、弟子たちの心の中にあの優しく力強いイエス様がよみがえったことを意味しているのだ、などという人々がいる。このような人々は合…
A.A.ホッジは、罪観は神学体系のアルキメデス点であると指摘し、罪認識の深浅によって、三つのタイプの神学体系が形成されてきたと指摘している。罪認識が徹底していれば恩寵救済主義となり、原罪を否定すれば自力救済説となり、罪認識が中途半端であれば神…
神様は、聖書各書が書かれた同時代の言語・文化を器として、これにメッセージを載せて啓示をお与えになりますから、その同時代の言語・文化について理解を深めることは釈義をする上で有用である場合があることは、当然でしょう。しかし、では当時の言語や文…
聖書の見方に関する大きな枠の話を少し書いてみます。 その昔はブルトマンがギリシャ思想の色眼鏡をかけてヨハネ文書を読んで、今はNPPがユダヤ教の色眼鏡をかけてパウロ書簡を読んでいる。そして、ユダヤ教の言葉とパウロ書簡の中の言葉の類似を見つけると…
人権思想の根源には二つあって、一つはキリスト教であり、もう一つはジャン・ジャック・ルソーの反キリスト教的思想である。前者は、英国のジョン・ロックの『統治二論』に明白に表現されている。ロックがいう人権とは、創造主が被造物である人間に与えた自…
「聖書を読み直す」という言い回しをときどき目にする。「これまでは、このように教えられて来たけれど、聖書はほんとうにそういうことを教えているのか読み直すのだ」というのである。 こういう企ては、正しく聖書がほんとうに語っていることに迫る場合と、…
今朝は妻と明徳町を福音散歩してきました。福音散歩というのは、苫小牧市の全戸にキリストの十字架の福音について単純に記した『苫小牧通信』特別号を配布することです。教会の中に、ほかに3人ほどこの伝道に加わっている方がいます。なぜ苫小牧福音教会はこ…
2018年にノーベル生理学賞を授与された本庶佑氏が、その受賞記者会見の前段で、「マスメディアの人たちはその論文がネイチャーだとかサイエンスに掲載されたことを云々するけれども、まあ、ネイチャー、サイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年たったら…
今朝は苫小牧の西の端っこ近くの宮前町4丁目を、家内といっしょに福音散歩してきました。いつもgooマップを印刷したものをプラスチックファイルに挟んで、どこまで配ったかを確認しながら歩くのですが、今日はその地図と現場が合致しないのでいささか混乱し…
デカルトは『方法序説』で、理性の働きは万人に共通のものであり、正しい方法を用いれば真理にいたることができると述べている。『方法序説』は、その理性の正しい使用方法について述べている。この正しい方法を用いるならば、理性は何者の影響も受けず、自…
神のご計画の全体を見るためには、創世記の創造の記事と黙示録の神の王国の完成の記事を見る必要がある。スタートだけでなく、ゴールを見るのである。両者の類似点と相違点に着目する必要がある。 創世記1,2章における被造物世界はほとんど手つかずの自然…
宝くじ あなたが近所のコンビニに出かけて、商品を買って、女性店員に「どうぞ」と勧められて宝くじを引いたら三等賞が当たりました。「やった!」と景品をもらって気分がいいでしょう。まあ、たまには当たることはありますからね。次の日、またそのコンビニ…
町をウロウロ福音散歩していると、いろんな名称の共同住宅を見かけます。メゾンはフランス語maison,ハイムはドイツ語Heim、カーサはスペイン語casaは、いずれも家ですから、実態とあっています。コーポはcooperative houseから作られた和製英語だそうで、ま…
www.youtube.com 苫小牧はこのところ氷点下10度を下りますが、この映像を見ると、なんだか暖かいのか、いや暑いのかもしれないと思えてきます。特に10:30あたりからのインタビュー。「よい服を着ているばあい、マイナス40度までは寒くありません。マ…
www.youtube.com すばらしい! こういう人に総理大臣をしてほしい。
伝道とは、共通恩恵の器に特別恩恵をいれて渡すことです。しかし、伝道のためには他のことはその手段と考えればよいと主張しているわけではありません。そのような姿勢は、神の御心にもかなわないと思います。福音を伝えることは、確かに人々を永遠の滅びか…
「ふん。そういう考え方は古いよ」といえば、相手の考えを貶めて一蹴できるように思っている人が多い。こういう考えの人は、物事が進歩し、昨日よりも今日、今日よりも明日のほうがよくなっているというパラダイムに立って、そういうことを言うのである。つ…
平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。あなたがたの霊、たましい、からだのすべてが、私たちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのないものとして保たれていますように。(1Thess5:23) ですから、私た…
「死んだらすべてが無意味になるのに、何かを必死に成し遂げる意味はありますか?」という問いかけに答えを求められたので、パスカルを思い出して下のような回答を書いてみました。 まず唯物的・無神論的教育で洗脳された現代人たちが信じて疑おうともしない…
いわゆる近現代神学は、現代的課題への対応、または現代思想を聖書解釈に応用するということをします。それはともすると古代においてグノーシス派がギリシャ思想で聖書を読もうとして陥ったのと同じように、一種のシンクレティズムになってしまうのではない…
月刊『いのちのことば7』(2022年)が「キリスト教と科学」というテーマを取りげており、「自然科学は有神論でも無神論でもない中立のわざである」という少々気になる文があったので、メモをしておく。 創造主はご自分のかたちに創造した人に被造物の支配し…
フェイスブックでこういうのを見つけました。なるほどなあ。 【ひがみ七訓】 一、つらいことが多いのは、 感謝を知らないからだ 一、苦しいことが多いのは、 自分に甘えがあるからだ 一、悲しいことが多いのは、 自分の事しか考えないからだ 一、怒ることが…
いわゆる現代神学は、現代的課題への対応、または現代思想を聖書解釈に応用するということをします。それは結局は、古代においてグノーシス派がギリシャ思想で聖書を読もうとして陥ったのと同じように、一種のシンクレティズムになってしまうのではないかと…
ロシアとウクライナの発表が正反対なので、どちらが本当かわからないという人たちがいますが、そうでしょうか。 たしかにどちらの国の政府も、このような状況にあっては、ある程度は嘘はつくでしょう。しかし、政府発表に反する報道を禁じて自国民に知らせま…
ウクライナにロシアが侵攻して一カ月が経ち、昨日、恐ろしい報道がありました。ロシア軍が撤退したブチャという町で、300人ないし400人の民間人が拷問の上虐殺されていたというのです。ロシア当局はこれを西側のフェイク報道だと即座に否定していますが、無…
病みつつも御手の中なるわが命 もみぢ一葉 梢に残る 今井百合子 札幌の今井百合子姉から、短歌の欄で特選にとっていただいたということで『百万人の福音』3月号が送られてきました。百合子姉はかつて苫小牧の教会のメンバーでしたが、脊椎の病を患われてから…