苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

聖書の人物

信仰告白に生きること

昨日、今日と、登別温泉郷で3年ぶりの対面の宣教区の修養会で、藤田敦(おさむ)牧師を迎えて3回にわたる説教をしていただきました。ペテロに神が賜った信仰について、ピリポ・カイサリアでの信仰告白、カヤパの官邸で主イエスの裁きが行われたとき下の中庭…

モーセのエジプト名は?

ファラオの娘が、ナイルの葦の茂みで赤ん坊を引き出したことにちなんで、この子にモーセという名をつけたという記事が出エジプト記2章10節にあります。ヘブライ語で「引き出す」はマーシャーで、その派生語としてモーシェーなのですが、ファラオの娘はエジプ…

悪女イゼベルの最期

第二列王記9章を聴きました。稀代の悪女王妃イゼベルの最期の場面。聴くドラマ聖書で読むと、なんとも劇的。いかにも気位高く毒々しい声音の声優さん。神の指示に基づき、エフーが王を討ち、自分の居宅にやってくるという知らせを聞くと、彼女は目の周りを黒…

ソロモンの栄華と破綻

第一列王記10章、11章を聴く。10章はいわゆるソロモンの栄華の描写。黄金だらけのソロモン時代。11章に入ると、ソロモンが世界中から700人の王妃と300人のそば女を集め、彼女たちが偶像をイスラエルに持ち込み、ソロモンも偶像崇拝の罪に陥っ…

アブラハム 神の友

「信仰によって、アブラハムは試みを受けたときにイサクを献げました。約束を受けていた彼が、自分のただひとりの子を献げようとしたのです。神はアブラハムに『イサクにあって、あなたの子孫が起こされる』と言われましたが、彼は、神には人を死者の中から…

シフラとプア

やがて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こった。彼は民に言った。「見よ。イスラエルの民はわれわれよりも多く、また強い。さあ、彼らを賢く取り扱おう。彼らが多くなり、いざ戦いというときに敵側についてわれわれと戦い、この地から出て行…

セム・ハム・ヤペテ

「ノアはぶどう酒を飲んで酔い、自分の天幕の中で裸になった。カナンの父ハムは、父の裸を見て、外にいた二人の兄弟に告げた。それで、セムとヤフェテは上着を取って、自分たち二人の肩に掛け、うしろ向きに歩いて行って、父の裸をおおった。彼らは顔を背け…

ノアは神とともに歩んだ

ノアの時代、世は乱れに乱れていました。かつて神が不敬虔なカイン族とは別に起こした敬虔なセツ族の若者たちもカイン族の娘たちと交じり合うようになったからです。人々がその心に図ることはみな悪に傾き、地は暴虐で満ちていました。そんな時代に、ただ「…

マルコーおっちょこちょいの臆病者をも

「ある青年が、からだに亜麻布を一枚まとっただけでイエスについて行ったところ、人々が彼を捕らえようとした。すると、彼は亜麻布を脱ぎ捨てて、裸で逃げた。」(マルコ14:51,52) マルコは十二弟子ではありませんが、その福音書には、ペテロの生(なま)…

エノシュ―ヨワシ君

「レメクは妻たちに言った。『アダとツィラよ、私の声を聞け。レメクの妻たちよ、私の言うことに耳を傾けよ。私は一人の男を、私が受ける傷のために殺す。一人の子どもを、私が受ける打ち傷のために。カインに七倍の復讐があるなら、レメクには七十七倍。』 …

アダムの信仰告白 ――死の中にいのちを―――

「人は妻の名をエバと呼んだ。彼女が、生きるものすべての母だからであった。」 創世記3章20節 女は蛇に誘われ、アダムは妻に誘われて園の中央にあった禁断の木、善悪の知識の木の実を盗んで食べた。とたんに恐ろしいことが起こった。今まで意志もって統…

カイン・・・自家製礼拝

「彼女はまた、その弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは大地を耕す者となった。しばらく時が過ぎて、カインは大地の実りを主へのささげ物として持って来た。アベルもまた、自分の羊の初子の中から、肥えたものを持って来た。主はアベルと…

バルナバ―新約聖書成立の功労者

「しかし、バルナバはサウロを引き受けて、使徒たちのところに連れて行き、彼がダマスコへ行く途中で主を見た様子や、主が彼に語られたこと、また彼がダマスコでイエスの名によって大胆に語った様子を彼らに説明した。」(使徒9:27) 「主は別として、新約聖…

イサク―父の足跡を

イサクはそこから移って、もう一つの井戸を掘った。その井戸については争いがなかったので、その名をレホボテと呼んだ。そして彼は言った。「今や、主は私たちに広い所を与えて、この地で私たちが増えるようにしてくださった。」 彼はそこからベエル・シェバ…