苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

仏教

朝散歩

昨日、少し残暑を感じましたがが、それでも今朝はひんやりとした空気の中、海に近い新富町というところを1時間半ほど歩いてきました。大きく新しい家もあり、錆びた鉄階段のついたアパートもあり、手入れされた玄関前の庭もあり、草ぼうぼうの玄関もあって…

父の回心のこと

苫小牧は今朝17度。久々に晴れたので、散歩に出かけることができました。一時間ほどぐるぐる回って福音通信を配り、いい汗かいたなという感じ。 歩いた地域は矢代町という国道6号沿いの地域です。また一つお寺を見つけました。陽願寺といいます。調べたら…

シャカの道 5・・・・現実療法との類似

シャカの教えは、ウィリアム・グラッサーの現実療法(リアリティ・セラピー)というカウンセリングの手法によく似ている。シャカが発見したことは、<苦の原因は執着であり、執着の原因は現実を直視しないこと(無明)である。したがって、健全な生活(八正道…

シャカの道 4・・・・シャカの教えと大乗経典の違い、大乗仏教とキリスト教

1.大乗仏教の仏たち シャカは死後・来世のことについて「無記」だった。シャカは「仏様におすがりすれば死後は仏国土に成仏できる」とは教えなかった。では、日本の仏教徒がなんとなく考えている死後・来世の救いはどこから出てきたのか?それは、シャカが…

シャカの道 3・・・・苦の原因とそれからの解放

*現世は四苦八苦 さて、シャカは死後には無関心で、現世の課題に取り組もうとする。シャカの現世の見方は非常に悲観的で「人生は皆苦である(一切皆苦)」という。その苦しみは「四苦八苦」ということばに要約される。四苦とは、「生老病死」つまり、老いる…

シャカの道2・・・シャカは死後については「無記」、無関心

シャカが人間の死後の問題についてどういうふうに考えていたかを示している二つの話がある。一つは「ヴァッチャゴッタの問い」、もう一つは「毒矢の譬え」である。これらは原始仏典『阿含経典』のなかに納められている。いずれも私たちが注目している「死後…

シャカの道1・・・・原始仏典と大乗経典

先日、関西の福音主義神学会で奈良の牧師が仏教について発表をなさったとうかがった。そのレジュメを拝見すると、キリスト教と比較して仏教をうんぬんするのではなく、仏教の内容をほとんど知らされていない仏教徒に、開祖であるシャカの教えに照らして、日…