平和
沖縄を訪れるのは2回目ですが、前回はホテルと会議をする教会堂を往復しただけでした。今回の聖会のプログラムはゆったりしていて、時間的余裕がありました。そこで林先生にお願いして、二日目の午前中、ひめゆり平和祈念資料館とアブチラガマに連れて行っ…
これは、見る価値のある、事実に基づいてつくられた作品でした。舞台はフランスのある高校の教室。問題だらけ崩壊寸前のクラスが、歴史教師からナチのジェノサイドを調べて考えて発表するコンクールに応募するように導かれ、いろいろありながらも取り組んで…
日本学術会議に関するニュースと、それに対する評論家やヤフーコメント欄を読んでみると情けなくなる。少しぼやきます。 1 首相の嘘か責任転嫁、あるいは、官邸官僚の犯罪 首相は初め自分が105名中6名任命しなかったと言っていたが、昨日は自分のところ…
第二次大戦後、武装解除された日本軍将兵約60万人がソ連によってシベリア開発のために極寒の劣悪な環境下で強制労働に従事させられ、約6万人が望郷の念を持ちながらシベリアの地で命を落としました。 その一人に山本幡男さんと言う人物がいました。彼は過酷…
戦時中、国策によって長野県南佐久郡からはたくさんの若者たちが満蒙開拓義勇軍として派遣され、満州で農業をさせました。彼らは関東軍の兵隊さんたちが守ってくれると信じていました。ところが、戦局が悪化しソ連軍が侵攻してくるという情報を得ると、政府…
「山川異域、風月同天」ということばを初めて知りました。「山川ハ域ヲ異ニスレド、風月ハ天ヲ同ジクス」とでも読むのでしょうか。あなたと私は、山や川はある場所が異なるけれども、風と月は同じ天にある、つまり、同じ風に吹かれ同じ月を見るお互いですと…
アフガニスタンで医師として働くかたわら、井戸を掘り水を引き、現地の方たちのために尽力し続けて来られた中村哲医師が銃撃にあい、死亡。天に召されました。残念です。キリスト者だったそうです。「平和をつくる者は幸いです。その人は、神の子どもと呼ば…
1889年2月11日から、1914年12月31日まで『日本』という日刊紙があった。その後、1925年に小川平吉の手により再創刊され、1935年まで10年にわたり、日本主義を主張する新聞として出版された。その10年に、我が国は大正デモクラシーから全体主義と二十年戦争へ…
最近、韓国を訪ねてきた方の旅行記を見つけました。政府間がぎくしゃくしているからこそ、民同士は知り合うことがたいせつです。https://note.mu/tabi_gari/n/n0222be99d9e2?fbclid=IwAR2OgpT3yK98w6Dev3n99PI8io4ziM-CyciUAIFNV5oC3amOMK-kzyHdIiA (本文よ…
箴言17:14 争いの初めは水が吹き出すようなものだ。 争いが起こらないうちに争いをやめよ。 日本政府と韓国政府の争いが、ひどいことになって、民間にも巨大な被害をもたらそうとしている。山本さんが、「国と国には、それぞれの歴史や文化の理解や軋轢はあ…
小塩 節先生の「人の望みの喜びを」から。 さて、その直後ミュンヒェンにもどり、日本から訪ねてきたある知人の頼みで、プロテスタント教会の日曜日の夕拝に出かけた。夕拝を守るところは少ない。やっと探しあてたのは人影もない裏通りの、ふつうの建物の中…
私は学生時代のようには小説を読まなくなってしまったが、十年ほど前から吉村昭さんの作品だけは好んで読んできた。その無駄な装飾をいっさい削ぎ落し、克明に誠実に歴史の事実に基づいて書くことに努める文体が好ましい。 『プリズンの満月』は、先の大戦後…
沖縄全戦没者追悼式 平和の詩 沖縄県浦添市立港川中学校3年 相良倫子さん(2018.6.23) 感動しました。びっくりしました。何に驚いたかは、動画をご覧になればわかります。 生きる私は、生きている。 マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、 心地よい湿気を孕…
先の敗戦後、ソ連軍は1945年2月米英とのヤルタ協定に基づき、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して、対日参戦して満州に侵攻した。ソ連軍によってシベリヤに抑留された人々は57万5千人。氷点下30度を下る極寒の中での強制労働によって失われた生命は、厚生労働…
山本直樹さんに教わりました。 ケストナーの「動物会議」です。 国家の代表たちが署名した条約の文句はこうでした。 「われわれ、世界のすべての国の責任ある代表者たちは、生命財産にかけて、つぎの諸点を実行する義務をおう。 1 国境のくい、国境のみはり…
苫小牧には、戦後、樺太からソ連軍の銃弾にさらされながら、逃げてきた人たちが多いのです。樺太の王子製紙の工場に勤めていた関係で、苫小牧の王子製紙に身を寄せたという人が多いからです。 8月15日から7日間、樺太では、大本営からの無条件降伏の通知があ…
沖縄を襲った史上まれにみる熾烈(しれつ)な戦火は、島々の穏やかで緑豊かな風景を一変させ、貴重な文化遺産のほとんどを破壊し、20数万人余りの尊い命を奪い去りました。 私たち県民が身をもって体験した想像を絶する戦争の不条理と残酷さは、時を経た今…
「ファシズムの初期症候 / Early Warning Signs of Fascism(日本語訳版)」 (ローレンス・W・ブリット起草/米国・ホロコースト博物館展示パネルより) 今の日本、危なくなっていますねえ。
2:1そこで、まず第一に勧める。すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために、願いと、祈と、とりなしと、感謝とをささげなさい。 2:2それはわたしたちが、安らかで静かな一生を、真に信心深くまた謹厳に過ごすためである。 2:3これは、…
「私の信念が根底から揺り動かされたのは、実にこの1年であった。いわば「聖戦」というものの実体に驚き果てたのである。罪もない中国の人民に対して犯した忌まわしい暴虐の数々は、いまさらここにあげるまでもない。かかる事変当初の一部の将校の残虐行為は…
元自衛官(防空ミサイル部隊所属) 泥 憲和さん 突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。 集団的自衛権に反対なので、その話をします。 私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。 日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。 いま…
「国民の生活が大事なんていう政治は、わたしは間違っていると思います。」(自民党稲田政調会長) じゃあ、何が大事かといえば、国家だそうです。国家のために国民が命をささげるのが、稲田さんのいう道義です。つまり、国家崇拝。 ナチスに加担したドイツ…
リンク先に国会議員一覧表があります。 あの無法な安保法採決に対して、賛成したか、しなかったのか? 「日本会議」「神道政治連盟」という右翼団体に加盟しているかどうか? そして、連絡先があり、HPがリンクされています。 意思表示をする上で、とても便…
憲法学者木村草太氏の話を聞いたので、その趣旨をここにメモしておく。 第204条 人の身体を傷害した者は、15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。 とある。これが傷害罪の原則。この原則からいえば、例えば歯科医が患者の抜歯をすることは傷害罪にあ…
「日中開戦『僅か5日』で敗北、米国は尖閣を見捨てる」という論文をリンク先で読みました。米国の権威ある外交専門誌「Foreign Policy」に掲載された尖閣諸島を舞台とした日中衝突、日米同盟の顛末についての机上演習の結果が記されています。 http://agora…
明仁天皇ご夫妻がフィリピンを訪問された。文屋善明引退司祭の文章を引用しておく。 昨日、天皇陛下ご夫妻が、フィリピンの無名兵士の墓に花束を捧げて慰霊された。そのことをフィリピンの人々は大変喜んだとのことである。 実は、私たちは、あまりにもフィ…
沖縄県知事翁長知事の辺野古基地建設をめぐる裁判の意見陳述です。沖縄の歴史、現状を私達はきちんと知るべきですね。私は過去の歴史はいくらか学んでいましたが、沖縄の経済の現状について、誤解していました。 (沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先をめぐ…
こんな記事を見つけました。ごもっともです。 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/264267 「ある自衛官は、『安倍総理が最高司令官ということが、一番怖い。イラク戦争ではパウエル以下、軍トップは皆、反対したが、ブッシュ、チェイニーらのシビリアンが強…