2023-12-02から1日間の記事一覧
16世紀の自由思想家ソッツィーニ、そして19世紀のシュライエルマッハ―以来今日に至るまで自由主義神学に立つ人々は、キリストが罪ある人間の身代わりとなって十字架にかかってくださったことを受け入れない。彼らは人間の本性は善だと考えるので、キリストが…
贖罪論に関して、はあたかも常識であるかのように、次のようなことが語られている。<古代は神が悪魔に御子を身代として渡したという「古典説・劇的説」が行われた。中世にアンセルムスが贖罪は神の満足のために行われ、宗教改革者はそれを聖書的用語をもっ…
A.A.ホッジは、罪観は神学体系のアルキメデス点であると指摘し、罪認識の深浅によって、三つのタイプの神学体系が形成されてきたと指摘している。罪認識が徹底していれば恩寵救済主義となり、原罪を否定すれば自力救済説となり、罪認識が中途半端であれば神…