苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

LGBTQ

同性間性交について聖書はどう教えているか

過去の記事に再加筆したので、ここに再々掲載する。 1 神は公正を求める LGBTQを容認する神学は、いわゆる「解放の神学」の系譜の中に現れた。「解放の神学」の発端は米国資本によって収奪されていた中南米の貧困層の解放運動のため戦った神父たちの主張で…

性同一性と性自認のちがい

www.youtube.com 知り合いが紹介してくれたので見ました。 性同一性は科学的・医学的根拠があって客観性があるが、性自認は本人の申告次第で主観的で客観性がなく、「きのうまでは男でしたが、明日は女の気分」ということさえある。公衆浴場に、男性の体をし…

同性間性交に関する、聖書に基づくメモ(加筆再録)

クリスチャン新聞2022年5月22日号が「教会とLGBTQ」という特集記事を掲載した。それを読んだある知人が水草の見解を明らかにするように、と手紙をくださった。その記事は「聖書をどう読む 冷静に検討促し LGBT肯定を評価」というのが第一面の見出しとなって…

ワシントン・タイムズ・ジャパンの記事

vpoint.jp

聖書は同性間性交について何を教えているか・・・「ジェンダーを理解する」メモ4

ジェンダーについて「科学的に云々」ということがNHKなどで宣伝されるのだが、そもそも自然科学は本質的に相対的真理しか提供するものではない。10年前科学的に真理だと言われたことが、今日では科学的に非真理であることは、いくらでもある。たとえば数年…

LGBTと牧会-「ジェンダーを理解する」メモ3

テモテ宣教師の講義の3で、大事なこととして印象に残ったことの一つは、LGBTのことだけに驚いたり特別扱いしないで、他のもろもろの罪(怒り、盗み、アル中、ポルノ依存、不倫、親不孝、偶像崇拝などなど)の問題と同じように扱うことが肝心であると話され…

黒人差別撤廃、フェミニズム運動、包括主義性教育、同性婚推進運動の共通の背景:フランクフルト学派・・・「ジェンダーを理解する」メモ2

昨日うかがった講演で、私にとってもっとも興味深かったのは、第2回目の講義で今日のジェンダーをめぐって世界が同期された動きをしている背景とフランクフルト学派の社会哲学と戦略についてでした。忘れないうちにメモしておきます。 1917年ロシア革命…

福音と律法・・・・「ジェンダーを理解する」メモ1

北海道聖書学院ではテモテ・コール先生を迎えて「ジェンダーを理解する」というテーマで非常に有益な研修をしました。第一回講演は「ジェンダーと聖書神学」、第二回は「ジェンダーと世界観」、第三回は「ジェンダーと精神医療」でした。 第一回講演は正確な…