苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

賛美歌

『キリストの愛、我に迫れり』誕生秘話を読んで

「礼拝音楽研究」の58号、59号に掲載された、作詞山口昇先生、作曲天田繋『キリストの愛、我に迫れり』誕生秘話が載っている写しを神学校でもらって読みました。作詞者、作曲者ともに、この讃美歌は神がくださった特別なものという証であり、読んでなる…

HBIサンデー東栄福音キリスト教会 そして 夕拝で久々の再会

昨日は、札幌モエレ沼公園の近所にある東栄福音キリスト教会にご奉仕にうかがいました。HBIサンデーということで。 礼拝後、遠藤牧師がわたしを「牧師、神学教師、鼻笛演奏家」として紹介してくださって、「はじめにおられた神のみことば」という賛美を演奏…

6月22日はライフラインの集い・・・ハープ演奏があります

今日は2時から6月22日に開くライフラインの集いの第一回準備会で、地域の牧師が苫小牧に集まりました。メッセンジャーは関根弘興牧師で、音楽ゲストはハープ奏者のキャサリン・ポーターさん。キャサリンさんは、イギリス人宣教師で、東日本大震災のボランテ…

「賛美のことば」まとめました

もう30年も前、「めぐみの雨」に連載した「賛美のことば」をまとめました。リンク先、ダウンロード、プリント、ご自由に。 https://docs.wixstatic.com/ugd/2a2fcb_042df55e5e664e4ea521db23464b3ce3.pdf

賛美について

(本稿は、2009年3月28日、小海キリスト教会の修養会で話したことです。藤本満先生に読んでいただいたら褒められたので、もしかしたら、諸教会の役に立つかもしれないと思い、ここに載せておくことにしました。なお、1の内容は、神学生時代に友人の白石剛史…

エマオ途上の歌

(世界ではじめのクリスマスのメロディーで歌ってください)主イエスが十字架でくるしまれて お墓に入ったその日から 1日2日3日たって 女はお墓にゆきましたお墓の大きな石はころげ お墓の中はからっぽで み使い女にはなしました 「主イエスはよみがえられま…

ことばと音楽  (賛美のことば)

ある朝、食卓につくと、バケツにごはん、洗面器に味噌汁が入っている。そしたら猛然の食欲がわいてくるという人はまれでしょう。星一徹ならば、ちゃぶ台をひっくり返してしまいます。賛美歌は音楽をともなう祈りです。もし賛美歌を食事にたとえるならば、料…

霊においても、知性においても  (賛美のことば)

「私は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう。」1コリント14:15 賛美歌とはメロディを伴う祈りです。祈りであれば、知性が伴っていることがたいせつです。さもないと、主が戒められた「異邦…

さきわいたもう神のみいつ(賛美のことば)

『讃美歌』のむずかしさは、その用語が耳慣れないことが一つの理由です。礼拝の定番である第二番はその代表選手かもしれません。 1 いざやともに こえうちあげて 奇しきみわざ ほめうたわまし つくりましし あめつちみな かみによりて よろこびあり 2 母の…

神の御子は  (賛美のことば)

1 神の御子は今宵しも ベツレヘムに生まれたもう いざや友よ、もろともに いそぎ行きて拝まずや。 2 賎の女をば母として 生まれまししみどりごは、 まことの神、君の君、 いそぎ行きて拝まずや。 3 「神にさかえあれかし」と 御使いらの声すなり。 地なる…

悪魔のひとやを (賛美のことば)

1.諸人(もろびと)こぞりて 迎えまつれ 久しく待ちにし 主は来ませり 主は来ませり 主は、主は来ませり 2.悪魔のひとやを 打ち砕きて 捕虜(とりこ)をはなつと 主は来ませり 主は来ませり 主は、主は来ませり 3.この世の闇路(やみじ)を 照らしたも…

わが妻子も   賛美のことば8

1. 神はわがやぐらわがつよき盾 苦しめるときの近きたすけぞ おのが力おのが知恵を たのみとせる 陰府の長もなどおそるべき 2. いかに強くともいかでか頼まん やがては朽つべき人のちからを われと共に戦いたもう イェス君こそ 万軍の主なるあまつ大神 3. あ…

日々主と歩めば   (賛美のことば)

悲しみ尽きざる うき世にありても 日々主と歩めば 御国の心地す ハレルヤ 罪咎消されしわが身は いずくにありても 御国の心地す (聖歌467) 多くの方の愛唱聖歌ではないでしょうか。試練の多い「憂き世」を歩んでいるときに、私たちの心の目を主イエスに向…

十字架のもとぞ   (賛美のことば7)

1.十字架のもとぞ いとやすけき 神の義と愛の 会えるところ 嵐吹くときの 巌の陰 荒野の中なる わが隠れ家 2.十字架の上に われはあおぐ わがため悩める神の御子を 妙にも尊き 神の愛よ 底いも知られぬ人の罪よ (讃美歌262) この歌ほど十字架の主イエ…

雨と涙と   (賛美のことば5)

1993年に「みちしお」という雑誌に連載した「賛美のことば」をいくつか掲載しようと思います。 1 緑のしたたる ベタニヤ村に 注がせたまいし 情けの雨は 涸れし心を 今もうるおす 3 いまわのきわにも ベタニヤ村の ゆかしきそのかみ 偲ばせたまえ 尽きぬ望…

クッキング・コンサート 松原湖バイブルキャンプ

昨日11月23日、シンガポールの友人キャロラインさんを連れて、松原湖バイブルキャンプで行われた、成宮雄三さんのクッキング・アンド・コンサートに参加しました。クッキングのプログラムは22日のもので、私たちは23日のお昼ごはんとコンサートだけだったの…

「せば」と「らば」

賛美歌で「母音eば」は「〜だから」であり、「母音aば」は「もし〜ならば」であるという法則がたいていあてはまることを先に学びました。新聖歌471番「われ聞けりかなたには」では、これが効果的に用いられています。 2 (前略)われは はや さまよわじ …

賛美歌のかんたん文語文法4  「あめつちの」

讃美歌に頻出するわかりにくい古語を思いつくまま少しだけメモしておきます。 「あめつち」は「雨土」ではなく「天地」の意味。「天地の御神をばほめまつれ 人の子よ」(讃美歌3)と歌います。 「あまつ」は「天の」。「つ」は古い格助詞で、「の」という意…

賛美歌かんたん文語文法3・・・礼拝堂に命じるのでなく

高校古文で勉強する「係り結び」という強調語法があります。係助詞が、文末の結びに影響を及ぼして、文意を強調します。「は」「も」の結びは終止形でこれも係り結びではありますが、たいていの場合、「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」の結びが連体形にな…

賛美歌のかんたん文語文法2 「感謝するの?しないの?」

「ああ 感謝せん」という歌がありますが、「ああ感謝しない」って思っている人はほとんどいないでしょう。「ああ感謝しない。ああ感謝しない。」では歌う意味がありません。では、「ん」はなんでしょうか。高校教科書では推量の助動詞は「む」と教えられます…

賛美歌のかんたん文語文法1 「主はつよければ」

教会で用いられている歌集である、新聖歌、讃美歌、聖歌の文語の歌詞を、現代人が誤解しないための文法や語彙を、いくつかメモして行きたいと思います。なるべく実際的に書きます。1.母音e+ば=「〜なので(確定条件)」または「〜といつも(恒常条件)」…

御冠をもなれは捨てて

昨日聖歌136番のことを書いた。実は、昨日、以前、練馬にいたときにともに教会にお仕えした宣教師のご夫妻からのクリスマスの手紙をいただき、この讃美歌のことが記されていたのである。そこには、「原詩における1節から4節のリフレインが、5節にいたって変…

GeeBarsの福音演歌「十字架道」

渡辺真理牧師と晃子夫人のゴスペルデュオ、Geebarsによる福音演歌。 十字架道(じゅうじかみち)浮世の荒海 波風立ちて 疲れ果てて心傷つき 涙船 未練残すな人の子の助けに 主なる神だけ待ち望め ハレルヤ この道 十字架道本当の愛があるならば 明日のことは…

歌えない歌詞

「先生が賛美歌を指定しておいて、自分は歌わないというのはよくないですよ。」と言われてしまったことがあります。2節の歌詞を吟味しないまま指定して、集会で歌い始めたら「あ!歌えないなあ」と感じたところです。それは、新聖歌247番2節。「来なば…

「見失せ」は「身失せ」

今度の主の日から受難週となる。おととい新聖歌を歌っていて気になったところがあった。以前、「さとる」氏から教えていただいた新聖歌の歌詞の漢字のあてかたの間違いである。 新聖歌42番の1節。 「ほむべきかな 罪人なる わがため主は 見失せたり」 の…

馬屋への道 (改5)

「わあ、水草修治とドボルザークがコンビになっている!」と笑ってしまいました。クリスマスの替え歌「馬屋への道」です。教会のS兄が楽譜にしてくださいました。曲は「新世界より」からとった「家路(遠き山に日は落ちて)」で歌ってください。ただし、少々リ…

馬屋への道

(召天者記念礼拝にささげられた生け花) クリスマスのためにドボルザークの「家路」のメロディに、ルカ伝の出来事を載せてみる試みの続き。「家路」に対して「厩への路」としたが、「厩」という字を、がんだれに則という字と読み違える人がいるので、まちがえ…

「厩への路」改訂1、改訂2

(千葉の学園の帰り道の夕日。ほんものはもっと赤かったのですが。) 一昨日の歌詞を少し差し替えてみた。ドボルザーク「新世界より」の「家路」のメロディで歌ってください。 「厩への路」改訂1 遠き山に日は落ちて 星は空をちりばめぬ「天(あめ)には栄…

クリスマスのための替え歌

今年もクリスマスに、鳩笛姉妹がオカリナを演奏してくださる。その曲がドボルザークの「新世界より」の「家路」なので、これをクリスマスにふさわしい歌詞にしてほしいと注文があった。 おととい、奥多摩からの帰りの小海線で、携帯電話をいじくりながら替え歌…

Gee Bars

昨日はGee Barsこと渡辺真理牧師がうちに泊まってくださり、夜には歌を聞かせてくださった。月曜から理事会、松原湖研修会での奉仕といそがしく過ごした一週だったが、金曜の夜にしみじみとオリジナルな賛美を聞かせていただいて、とても心慰められて感謝な…