苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

178倍の東海大地震に備え、浜岡原発を廃炉に!

 今朝、大きな揺れに目がさめた。急いでおとまり会で寝ている子どもたちのいる会堂にかけおりると、子どもたちは二人以外、みな目を覚ましていた。そのあと、静岡県駿河湾震源とする地震であり、マグニチュード6.5という発表を聞いた。M8の東海地震ではない。幸い、浜岡原発は煙を上げていなかった。
 過去に110年から150年の周期で起こってきた東海大地震の規模はマグニチュード8である。マグニチュードは1大きくなると32倍のエネルギー規模で、2大きくなると1000倍だそうだ。二次関数カーブを描くので、M8の東海大地震は今朝起きた地震の178倍規模程度のエネルギー規模の地震なのである。今年は先の東海大地震から155年目である。しかも、何度も申し上げるように、想定されている震源域の中央に、中部電力浜岡原子力発電所がある。
 今回、ニュースで「浜岡原発からは煙は上がっておりません。4号機、5号機は緊急停止しました。」と流れていたが、これは半分嘘である。原発は緊急停止などできないものだからである。いくらストップしても、原子炉は煮えたぎっている。煮立ったてんぷら油のコンロのスイッチをoffにしたって、てんぷら油の煮えたぎるのをとめることができないのと同じである。スイッチを切ったけれど、煮えたぎっているてんぷら油をひっくり返したらどうなるだろうか。地震が来たといって原子炉のスイッチを慌てて切ったって、原子炉は煮えたぎっている。冷却水循環ポンプは動き続けなければならない。緊急時の停電に備えてディーゼルエンジンのポンプが用意されているが、もしこれが地震で壊れれば炉心はメルトダウンする。また、もっと可能性が高いのは激しい揺れで冷却水パイプが破断することである。もし破断すれば、やはり炉心はメルトダウンして原子炉は爆発し、風下にあたる静岡、山梨、そして関東圏は数時間のうちに被爆して多大の犠牲者を出し、二度と人が住めない地域になってしまう。チェルノブイリで実証済みである。
 お勧めしたい。
 第一にキリスト者であれば、中部電力浜岡原発廃炉のために祈っていただきたい。
 第二に、そのための運動のネット署名に加わっていただきたい。
*このブログのカテゴリー「原発震災」を開いてください。また、サイト「ストップ浜岡原発」を読んで、浜岡原発を止める100万人署名に加わってください。現在90万人を超えています。

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