苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

おいしいです

 むかしから気になっている現代日本語の表現は、「おいしいです」とか「うれしいです」という表現である。つまり、「形容詞+です」という表現。「きれいです」とか「ほんとうです」には違和感はない。それ自体で形容動詞であるからだ。「です」という助動詞の前には体言(名詞)がないと以後ごちが悪いのである。

 だから、正しくは準体言助詞「の」をつけて、「おいしいのです」「うれしいのです」と言えば落ち着くわけである。だが、でも「このお米はおいしいのです」「私はあなたの笑顔がうれしいのです」というのも、なんだか表現として強すぎるので、しかたなく「おいしいです」「うれしいです」と言うのであろう。