苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

『私は山に向かって目を上げるー信州南佐久宣教と教会開拓の記録―』は5月末に

 『私は山に向かって目を上げるー信州南佐久宣教と教会開拓の記録―』は表紙も決定したので、5月末に印刷が上がる予定です。表紙と題名は迷いに迷って、いろいろ探した結果、落ち着くべきところに落ち着いた、という感じです。
 付録として『新・神を愛するための神学講座』の語句索引と聖句索引をつけました。これを使うと「あれは、どこに書いてあったっけ?」と読み返すのに便利になると思います。『新・神を…』の裏付けといった性格の記録です。

 

 わたしは、しばしば、独りごとに、いや仲間にも言っているのですが、この日本国がキリスト教国となったら、どんなにすばらしいだろう、と。この国民に福音の喜ばしい感化を与えることができるよう、神は力をあらわして下さるでしょう。もしそうなれば、日本を地上の楽園にすることも不可能ではありません。この美しい谷や野原、山腹、農家、村落、町村、都市、全国どこにでもきかれる『南無阿弥陀仏』という祈祷が『なんじ、高きにいます神よ』または『天にましますわれらの父よ、み名をあがめさせたまえ』という祈りに変わる時代は現に来つつあるのです。その時、『日出づる国』は、ひれふして『爾名は異邦人の間に高くかかげられん』となります。これは単なる叙事詩でなく、事実であることは、あなたもわたしも、本国の諸教会も信じていることです。主はそう言いたもうたように、もうそうなりつつあるのです。どうしてこのようなことが起こらないといえましょうか。       
 一八六二年・文久二年・十一月八日 
 フィリップ・ペルツ宛て               S・R・ブラウン

 

 

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