苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン 12月30日  大きなものから小さなものまで

詩篇147:3
<口語訳>
主は心の打ち砕かれた者をいやし、
その傷を包まれる。

<新改訳>
主は心の打ち砕かれた者をいやし
彼らの傷を包む。

<新共同訳>
打ち砕かれた心の人々を癒し
その傷を包んでくださる。

 翻訳上の異同はとくにない。詩篇147篇は大団円が近づいている雰囲気が漂っていて、手当たり次第に賛美するというものである。その手当たり次第が、天然に対する主の摂理と神の民とくに弱さのなかにある神の民に対する摂理とが交互に出てくるところが面白い。3節に続くのは口語訳で書けば

147:4主はもろもろの星の数を定め、
すべてそれに名を与えられる。
147:5われらの主は大いなる神、
力も豊かであって、その知恵ははかりがたい。
147:6主はしえたげられた者をささえ、
悪しき者を地に投げ捨てられる。
147:7主に感謝して歌え、
琴にあわせてわれらの神をほめうたえ。
147:8主は雲をもって天をおおい、地のために雨を備え、
もろもろの山に草をはえさせ、
147:9食物を獣に与え、
また鳴く小がらすに与えられる。

 星空を見上げて偉大な主を仰ぎ、虐げられた者に対する主の扱いを見てその慈しみを賛美し、また大空、雨、山、草、獣、カラスの子に目をやる。♪大きなものから小さなものまで、働く力は・・・♪というCMがあったが、ああいう感じ。
 主は偉大にして、また、細やかな配慮行き届いたおかた。ありがたい。