苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

最小限の準備をして最大限の支援を<改>

 東京あたりの方々へ。
 ご注意ください。少なくとも現時点では、いくばくかの放射性物質は漏れていますが、原子炉のすぐそば以外、健康に危険があるレベルではありません。現在、他県に放射性物質が空に流れていると報道されますが、これも微量とされます。ただこんなにも広範囲にひろがっていくのだということは一応あらかじめ認識しておいて、万が一(追記原発の水蒸気爆発で)大量に放射性物質がひろがるようなことになった場合のやりすごしかたを知って、そのために最小限準備しておくことで十分です。
 ただ、ほんとうに原子炉のすぐそばで懸命に冷却に取り組んでいる現場作業員・自衛隊・消防の方たちのためには、お祈りして、感謝するほかありません。
 この下に書かれているのは、あくまでもこの先、万が一、放射性物質が大量に出てしまった場合、とりあえず数日いかにして安全にやりすごすかです。自分のために最小限の準備をしておいて、今、困っている方たちのために最大限の支援をするということです。

  被災地の方は家がひびだらけになって気密性が低くいと思うならば、落ち着かないかもしれませんが、できれば気密性のあるコンクリートの避難所でやりすごすほうがいい。すきまがあれば、目張りに努める。また換気扇・エアコンは使わない。ほんの数日のことです
 緊急避難地域より遠いところでも、できるだけ放射能を吸い込んだり、ふれたりしないのがいいのは当たり前ですが、東京や神奈川から退避しなくちゃと思う必要はありません。もし将来政府の指示があれば、戸や窓をしめ、目ばりしてやりすごせばよいことです。そして、放射能雲の通過は、放射線検知機がないと分かりませんから、公的な解除宣言を待つことです。
 風向きでずいぶんちがうわけですが、もし屋内退避指示があれば、外出は極力避けて、どうしても外出せざるをえないときは降下した放射能による、地面からの放射線による被曝が主になります。体をできるだけ帽子や衣服でおおい、手もポリエチレン袋で手袋をし、目もポリエチレン袋でカバーし口も濡れタオルでおおう。屋外で用いた衣服を、室内に持ちこんではなりません。室内に入ったら手を洗い髪を洗い流します。 過剰反応されないために何度も言いますが、今は大丈夫です。ですがもしもの時は洗濯物を外に干してはいけません。花粉症の人はよくわかるでしょう。

 今は水にはまったく問題ないとされていますから水道が使える地域の人は水道から確保し、あとはその水だけですごします。水道があるのにペットボトルの水を買うのはやめましょう。ペットボトルは水道が出ない被災地の人たちのためのものです。今のうちに、風呂、バケツ、洗面器、ポリ袋なんにでも器という器にためておく。まあ風呂桶に水というのは、日ごろの災害対策の基本どおりです。被災地でも水道が止まっていない家で水が危険ですという警告が公から出ていないのであれば、「うちは水道がでています」と張り紙をして、近所の人たちに水を提供してください。仙台の秋山牧師の教会は被災しながら、そうして地域に奉仕しています。
 

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