苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

高市さん、自己矛盾を感じないのか?

 高市さんが解散総選挙に打って出るそうです。あまり政治のことは書きたくないのですが、日本の将来にとって大事な選挙なので、関連することについての思い出と、『週刊文春』1月11日号の統一教会290人の国会議員を支援という記事を読んだ感想を載せておきます。

 もう50年前、筑波大学では統一教会原理研究会というカルトの活動が盛んで、「世界思想研究会」という名前で学生寮に住んでいる多くの学生たちに勧誘していました。他にもスポーツ系の仮面団体もありました。
 私たちがしていた聖書研究会に、身分を隠して入って来て、メンバーを統一教会に引き込もうとしていたE君、T君、O君いう人がいました。でも、どうもE君の発言がおかしいので部屋を訪ねたら、枕もとに再臨のキリストを自称する文鮮明夫妻の写真があって、朝に夕にその写真を拝んで、お父様お母様に祈っているのだと白状しました。
 統一教会の教典『原理講論』によれば、韓国はアダム国家であり、日本はエバ国家である。それなのに日本はアダム国の韓国に迷惑をかけたのだから、アダム国家に奉仕し献金する義務があると教えています。そうして、壺とか多宝塔などをべらぼうな詐欺的値段で販売していました。
 今回、韓国で文鮮明の奥さんが逮捕されたことが報道されていますが、『文春』によれば、表に出て来た膨大な資料には、このカルト団体から、自民党国会議員たちは290人も経済的・人的支援を受けて来たそうです。高市さんの名前はその文書に32回も出ているとのこと。
 この報道が事実だとすれば、自民党、特に安倍さんとか高市さんとか右寄りの人たちは、盛んに「愛国心」を強調し、戦後民主主義を否定して、戦前の「美しい日本を取り戻す」とか発言するわけですが、日本を「エバ国」と貶めるカルトに支援されて、自己矛盾を感じないのでしょうか。
 民主党政権時代、前原誠司外務大臣が、貧乏学生の時代からお世話になっている在日の焼き肉屋のおばちゃんから2005~08年と10年にそれぞれ5万円ずつ計25万円の寄付を受けていたそうです。そのことを自民党代議士が「政治資金規正法違反だ」とさんざん攻撃をして、外務省辞任に追い込んだことがありました。別に私は前原さんが好きなわけではないのですが、自民党は、統一教会という外国の反日カルトから支援を受けている自分たちのことは棚に上げて、よくまあ前原さんを攻撃できたものだと、呆れているだけです。