HBIの3学期は、「教会史における教理」というクラスと、「神を愛するための教理問答」のクラスを担当しました。
前者は普通、「教理史」と名乗るわけですが、そのネーミングだと絶対精神の自己展開みたいな観念的なイメージがあるので、もっと具体的な教会の2000年間の歴史に根差しつつ、初代教会から今日にいたる教理を説きたいと思って、「教会史における教理」としました。
神学生たちは、組織神学・カテキズムで学んできたことを、教会史の中で理解して、なるほどと胸に落ちることが多く、自分の所属する教会のルーツを知り、また、自分が遣わされていく歴史の中の教会という実践の場への心備えができたようです。