苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

伝道ということ

 きょうも鼻の調子が悪く、頭が痛いのでデスクワークにならないので、残っている有珠の沢2丁目を1時間ほど散歩してきました。とっても良いお天気でした。
 そのあと、聖書を読み始めた人がいるので牧師室でバイブルクラス。今日は「聖書とは」という内容。彼にはある悩みがありますが、その悩みでなく神様に出会えるようにと導いています。
 二十代に読んだ米国人の書いた教会成長論の本には「地域のニーズを見出し、そのニーズに応えよ」とありましたが、きっかけ程度は有効かもしれませんが、本質的に牧師の仕事はそういうものではないと思います。やはり二十代に読んだ、森有正の文章に、「人は何か問題を抱えて教会に来ます。でも教会に来ると、今まで自分が問題だと思っていたことは実はさしたる問題ではなく、自分が問題だと思っていなかったことこそ問題であることに気づき、神の前でその解決を得る。そうすると、先に問題だと思っていたことを抱えたままでも生きて行けるようになる。」という趣旨のことが書かれていました。それを心に留めています。