今朝散歩をした町は国道沿いの狭い道が入り組んで、区割りも三角形になっていたりして、どこをどう歩いたのかよくわからない場所でした。町の名は幸町というのですが、そこで、こんな石碑を見つけました。明治天皇が札幌を訪れたついでに、苫小牧にやってきて、ここに馬車を停めて休憩、昼食を取ったそうです。ああ、それで行幸にかけて幸町というのだな、と思いました。それにしても、あの鉄道も通っていない時代に、全国津々浦々をよく訪ねて回られたものだなあと思います。馬車でガタガタ道を札幌からやって来たわけです。当時28歳の若い明治天皇は京都の御所に閉じ込められていたことから解放されて、嬉しかったんだろうなとも思います。
ここは苫小牧市街発祥の地なのだと立て札に書いてありますが、今では、「へ~、こんな所がねえ」としか言いようのない場所です。
道がぐにゃぐにゃでどこまで配ったかわからず困りましたが、やっぱり足で歩くと、面白いものを見つけられます。
御駐蹕は「ごちゅうひつ」と読みます。天皇が行幸の途中、一時乗り物をとめることを意味するそうです。「蹕」は訓読みすると「さきばらい」だそうです。