今年は、苫小牧にはなかなか本格的な冬が来ないなあと思っていましたが、今朝8時で氷点下4度。そろそろやって来たようです。でも、日本海側にうんとこさ雪が降ってしまって、太平洋側の苫小牧は雪はありません。札幌は50cmなのだそうです。
苫小牧と石狩市の間は、たぶん日本で一番太平洋と日本海が近い場所ではないかと思います。石狩ー札幌ー恵庭ー千歳ー苫小牧という具合なのですが、では分水嶺はどのあたりかというと、恵庭市です。恵庭市の標高は30数mにすぎないのですが、その西の方には1300メートル程度の恵庭岳をはじめとして1000メートル程度の嶺がいくつか集まっている山地があります。これらに北から来た雪雲がさえぎられて雪を降らせてくれるので、苫小牧は北海道としてはとても雪が少ない街なのでしょうね。
というわけで、苫小牧ー札幌間は高速でわずか1時間程度ですが、札幌は日本海側、苫小牧は太平洋側なのです。では苫小牧の方が暖かいかというと、逆です。苫小牧はたいてい風が強くて、とても寒く、雪の町でなくツルツルの氷の町なんです。