苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

アビガイル

1.アビガイルといえば、聖書の世界では、聡明な美女ということになっていますね。やりとりを聴くドラマ聖書で聴くと、確かになるほどーと思いますが、夫ナバルが神に撃たれたあとの転身の速さに、ちょっとナバルが気の毒にもなります。・・・というのは、人間的感想。

2.ダビデがアビガイルにとどめられて、ナバルに対するさばきを神に委ねた結果、神ご自身がナバルを撃ちました。そのとき、ダビデは公正な神の審判を賛美しました。さばきには、神の正義の栄光が現れたのです。聖書には、罪人をさえ救われる神の恵みの栄光と、罪人を罰する神の正義の栄光という思想が同時にあります。万人救済論者には、この神の正義の栄光ということが読みとれていないのでしょう。

3.そして、もうひとつ。ダビデの弱点は女性でした。彼は美女に弱かった。これが彼の人生を誤らせることになります。
 ダビデ サムエル記第一25章。