今朝、宮村武夫先生が天に召されたという報せを受けました。
神学生時代、先生と出会い、「存在の喜び」を知らなかったなら、私は伝道者として今日まで歩んでくることはきっとできなかっただろうと思います。
「水草君、『存在の喜び』の『の』は目的格的属格の『の』なんです。神が、あなたが何ができるかという機能ではなく、あなたが存在することを喜んでいてくださる、ということです。」
当時、なんだか使命感・悲壮感みたいなもので自分を厳しく律することで支えている傾向のあった私は、「存在の喜び」を知って、信仰生活の、いわば第二の転機を経験したのです。そして数年後、あれは、神が私を子として受け入れてくださった祝福adoptionのことなのだとわかったのでした。
下のリンク先に、宮村先生との出会いと、先生の思想についてまとめた文章があります。以前、先生の著作集のある巻に収録していただいたものです。聖書を読む上で、聖書と言うメガネで世界を見る上で、聖書にしたがって生きていく上で、きっと力になることがありますので、ご一読ください。
「存在の喜びとの出会いー宮村武夫先生の思想ー」
https://docs.wixstatic.com/ugd/2a2fcb_1cd9da521bc7490ca338f5ada0632092.pdf