先の東京オリンピックは、1年間で選手たちがもっともスポーツをするのに適した環境を整えるために気象庁のデータから10月に開催されました。しかし、今回は、来年7月末から8月上旬、気温が40度に迫ろうという環境の中で東京オリンピックを強行しようとしています。その理由は、秋は米国の野球・バスケット・フットボールなどのスポーツ番組とぶつかるので、放送局に歓迎されないからだそうで、IOCがそういう放送局からの収入をあてにしているからだそうです。要するに利権です。
選手たちの生命と健康を考えたら、7月末から8月上旬はありえない選択でしょう。選手だけでなく、熱中症で倒れる観客も出るでしょう。その上、トライアスロンをあの生活排水が流れ込んで肥溜めのにおいがする温い東京湾でするとは、あきれてものが言えません。ここで泳ぐと大腸菌でお腹がいたくなったという選手の発言も読みました。連想してしまったのは、お風呂だと思って入れてもらったら、実は、そこは肥溜めだったという、キツネのお・も・て・な・しです。これは絶対場所を変更すべきです。
心配なのは、世界のアスリートたちの健康と生命、そして、このオリンピックで我が国が国際的信用を失ってしまうのではないかということです。今からでも、何のため、誰のためのオリンピックなのかという原点に立ち返って、開催時期の変更をすべきです。トライアスロンで泳ぐ場所も、です。