苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

順序について

むかしキリ神同級生の山口陽一牧師が牧する徳丸町キリスト教会の夕礼拝で11回お話した教理説教集『神を愛するための神学講座』は、何年も前から絶版になったままです。今でもときどき問い合わせがあるので、教会のホームページにありますからご自由にプリントアウトして用いてくださいということにしてあります。(右下リンク集を参照。pdf版は「牧師の書斎」に置いてあります)
 ですが、あれから24年もたって、その後、主が聖書とご摂理を通して教えてくださったことがたまってきたので、もし神様が許してくださるならば、また主と教会に役に立つならば、新たにまとめられたらという思いがあります。

 まず、叙述の順序なのですが、パスカルは順序のたいせつさについて、次のように述べています。
「私が何も新しいことを言わなかった、などと言わないでもらいたい。材料の配置が新しいのである。われわれがテニスをするとき、一方も他方も使う球は同じである。だが、一方はそれをいっそうたくみにさばく。
 私はむしろ、私が古い用語を使っている、と言われた方がいい。同じ単語が配置の異なるにしたがって別の思想を形成すると同様に、同じ思想でも、配置の異なるにしたがって、別個の論旨を形成しはしなかったであろうか。」(L696、B22)