3月11日を目前に、首相が国会で原発再稼働を明言した件で、『昭和16年夏の敗戦』という本を思い出しました。昭和16年、総合戦研究所の俊英たちがどんなシミュレーションしても、対米戦争は敗北に終わるとわかっていた。わかっていたのに、戦争に突入して行ってしまった。すでに得てしまった満州の権益が手放せない財界の官界・政界への圧力のせいだろうか。
巨大地震が迫っているこの国で、原発再稼働すれば、早晩破綻して、この国が終わることは、正常な理性があればわかりきったことではないか。それでも再稼働するという。一機4000億円から6000億円という原発に絡む莫大な権益が手放せない財界の官界・政界への圧力のせいだろうか。
「原発ゼロ 国民の総意」 事故調トップ3人、再稼働の動き批判(東京新聞3月11日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014031102000134.html?ref=rank