苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

松本

 昨日は所用で松本まで出かけた。午前と午後の車での往復で右腕が真っ赤に焼けた。松本という場所は、信州なのに日差しの強い、暑い場所だというイメージが筆者のうちに定着してしまっているが、きのうもそのとおりだった。
 小学校四年生の夏休み、神戸から三家族車で信州旅行へと出かけたことがあった。名神高速道路を走って、名古屋の小牧インターを降りて、一般道を北へと向かった。「信州は涼しいところやぞ」と猛暑の神戸を出るときから言われていた。ところが松本城に到着すると、強い日差しがとても暑かった。それが、私の中の松本のイメージとなっている。
 そのあと、確か乗鞍岳近辺に一泊か二泊、さらに白樺湖近辺にも宿泊した。乗鞍岳では雪渓でスキーをする人を遠く眺めて、さすが信州と思った。白樺湖のほとりの宿でも、分厚いふとんをかけて寝たおぼえがある。
 たぶん五日間ほどの信州旅行が終わって神戸に帰る日、車窓を流れる白樺の林の風景を眺めながら、「ああ帰りたくないなあ。夏休みも終わりか。」と思っていた。ラジオから「渚のセニョリータ、月夜の晩だよ・・・♪」とかいう歌が流れていた。誰の歌だろう?あの時は、まさか関西からはるかかなたのこの信州に将来自分が伝道者となって住むことになろうとは、想像だにしなかった。