苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

電車に乗り遅れるも良し、物忘れも良し

 4年前から、一日八千歩を目標としています。とはいっても冬場は道路が凍てつき氷点下十度をくだるとサボりがちなのですが、春から秋はそのように努めています。発端は腰痛防止のためでしたが、ただ歩いているのではもったいないと思って、自前の福音新聞を配るようになりました。伝道者として召されたので、少しでも伝道ができると気持ちがいいのです。

 一日八千歩というのは群馬の中之条町のお医者さんが20年にわたる町民5000人の調査によって、腰痛に限らず肉体・精神のもろもろの健康のためにはこのくらい歩くのを目安にするのがよいということを発表したことによります。
 私なりに味わっているメリットを言えば、電車の待ち時間の有効利用です。地方では電車の待ち時間は1時間ほどになることもままあるわけですが、「ああ、時間の無駄」とちょっと腹立つ、その待ち時間が「しめしめ、歩くチャンスだ」ということになって、ホームを端から端まで何度も往復して歩数をかせぐことに利用できます。

 また、ついさきほどのことですが、1階の牧師室である用事を思いついて2階に行ったら、妻に声をかけられて返事したとたん「いったい何しに2階に来たんだっけ?」ということになったので、また牧師室に戻ったところ、「あ、封筒を取りに行ったんだ」と思い出してもう一度2階に行くことになりました。こういう場合、普通なら「ああ、無駄なことをした」と記憶力の低下にがっかりしながらもう一度2階に行くことになるところでしょうが、一日八千歩という目標があると、「お、歩くチャンス!」と喜んでもう一度歩き出すことができます。こんなわけで一日八千歩という目標は、精神衛生上もよろしいのです。