改革派神学では、創世記1章26‐28節および創世記2章15節を「文化命令」と呼びならわして来た。けれども、聖書全体に啓示された神のご計画の全体からいうと、むしろ「神の王国建設命令」と呼ぶ方がよいと思われる。
神のご計画の全体像を知るためには、創世記1章、2章をスタートして読み、黙示録21章後半から22章前半をゴールとして読むとよい。神は万物を創造したが、完成態として人間に与えたのではなく、いうなれば神の王国を建設するための素材をお与えになった。そして、これを支配し、耕し、守れとお命じになった。目指されていたゴールは黙示録における完成した神の王国、都エルサレムである。