苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

N.T.ライト玉石混淆(拡充版)ー神戸神学館講義2022年ー

はじめに

 近年ライトの著作が次々に出版され、それを読んだ若い伝道者の中には「ライトの本を読んで、『イエス様があなたのために十字架にかかってくださった。』と語れなくなった」という人といると聞くので看過すべきでないと思われる。ライトの聖書理解は玉石混淆であるから、玉と石を識別する必要がある。 ライトは多作だが遠藤勝信氏(同盟基督教団正教師、東京女子大教授)にライト自身が話したところによれば、『使徒パウロは何を語ったのか』(岩上敬人訳、いのちのことば社2017が、今も変わらず彼の中心思想であるとのことであるから、もしライトを知るために読むとすれば本書が手軽であろう。

 

<アウトライン>

はじめに

序 「ライトファン」にとってのライトの魅力とは何なのか?

1 聖書解釈の方法について

2 ライトのキリスト観の問題点

 (1)ライトのキリスト観

 (2)聖書による評価

3 E・P・サンダースN・T・ライトの義認理解とその間違い

(1)サンダースの義認理解

(2)サンダースの義認理解の誤り

(3)N・T・ライトの義認理解

(4)ライトの義認理解の誤り

5 ライトの終末論は可と不可

(1)ライトの説

(2)聖書からの評価

①ライトの聖書的なところ

②ライトの非聖書的なところ

結び  5個の石と3個の玉

 

全文はこちらにあります。興味のある方は、どうぞ。

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