苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

全電気自動車化は環境破壊を加速する

 EVに用いるバッテリーは、その製造段階でリチウム、コバルト、ニッケルなどの精錬においてガソリンエンジン車の製造におけるよりもCO2を大量(2~3倍)に排出する。またEVバッテリーに充電する電力は火力発電所がCO2を排出して作っている。これら製造段階と火力発電で排出されるCO2量は、ガソリンエンジン車が12.5万キロかけて排出するCO2の量と同等なのだそうである。
 だからEVは7年以上走らせないと、CO2削減には役に立たないという計算になる。ところが、現在のバッテリーは7年も用いると劣化して、ゴミになってしまう。したがって、EVでCO2を削減し環境負荷を減らすことは不可能である。
 しかも、ゴミになったバッテリーはリサイクルの方法が開発されておらず、現在EVに用いられているバッテリーには、上記のような有害物質がたくさん含まれているので、これを環境に放置すると土壌汚染、地下水汚染、河川汚染を引き起こす。
 結局、全車EV化は環境破壊を加速するだけである。
 こうした事実にも拘わらずEVがエコであるというウソ宣伝ばかりして、欧米中国そしてついに日本も2030年~2035年にはガソリンエンジン車販売禁止という法律まで作って、いったい官僚や政治家たちは何をやっているのだろう。無知なのだろうか?恐らくそうではないだろう。原発に関して調べた時も思ったことだが、政治は利権で動いているのであって、合理性に基づいて動いていないのである。すべての車がEV化すれば、電力需要は莫大になるから、この近々巨大地震が来ることになっているこの国で原発再稼働をしなければならなくなる。



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