苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

天国のお土産

 昨日は施設に入っている92歳ですが、健脚で聡明な姉妹が相談に見えたので、お話をうかがい、そのあと妻も一緒に、美園の桜、北大演習林、高丘のタワー、金太郎池の桜並木にグルーっとお連れしました。最初は曇天でしたが、金太郎池に行ったころは青空が見え始め、桜は五分咲きくらいでしたが、とてもよいときでした。
「今日は楽しい日でした。冥土の土産になりました。」とおっしゃるので、「いや冥土は暗い国という意味ですよ。天国は光の国です。」というと、「天国のお土産ですね!」と笑われました。 
 こんな小さなお出かけをあまり喜ばれるので、すこし悲しくなりました。ここ2年、コロナで閉じ込められていて、地上の貴重な日々のうちにどこかに連れて行ってあげられなかったからです。この姉妹は小海開拓二年目の夏に天に召された母と同じ年齢なんです。