苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

黙示録13章

 プーチン大統領とロシアのキリル総主教の癒着を見ていると、黙示録13章の、竜(サタン)から権威を与えられた海からの獣(皇帝)、そして、子羊(キリスト)の姿をしつつ竜のことばを語る地からの獣を見る思いがする。

 また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒瀆する様々な名があった。私が見たその獣は豹に似ていて、足は熊の足のよう、口は獅子の口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と自分の王座と大きな権威を与えた。その頭のうちの一つは打たれて死んだと思われたが、その致命的な傷は治った。全地は驚いてその獣に従い、
竜を拝んだ。竜が獣に権威を与えたからである。また人々は獣も拝んで言った。「だれがこの獣に比べられるだろうか。だれがこれと戦うことができるだろうか。」この獣には、大言壮語して冒瀆のことばを語る口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。獣は神を冒瀆するために口を開いて、神の御名と神の幕屋、また天に住む者たちを冒瀆した。
 獣は、聖徒たちに戦いを挑んで打ち勝つことが許された。また、あらゆる部族、民族、言語、国民を支配する権威が与えられた。,地に住む者たちで、世界の基が据えられたときから、屠られた子羊のいのちの書にその名が書き記されていない者はみな、この獣を拝むようになる。,耳のある者は聞きなさい。捕らわれの身になるべき者は捕らわれ、剣で殺されるべき者は剣で殺される。ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。
 また私は、別の獣が地から上って来るのを見た。それは、子羊の角に似た二本の角を持ち、竜が語るように語っていた。この獣は、最初の獣が持っていたすべての権威を、その獣の前で働かせた。また、地と地に住む者たちに、致命的な傷が治った最初の獣を拝ませた。(ヨハネ黙示録13章1-12節)

 「聖書の予言が成就した」といっているのではない。言いたいことは、どんな国であれ独裁的権力者(海からの獣)と御用宗教家(地からの獣)が癒着するとき、背後にはサタン(竜)が働いているということを言っているのである。その時、真の聖徒たちは厳しい試練の道を行かねばならない。今、ロシア正教の中の293人の司祭たちは大統領と総主教に対して、命を懸けて「キリストは武器をとれとは教えず、愛を教えた」と声を上げている。下の映像の3:30から。


www.youtube.com