4月から北海道聖書学院でカテキズムのクラスが始まります。今年で二回目なんですが、最終学年の学生たちが対象なので、これまで学んできた聖書知識を現場で役に立つようにしたいという願いを持っています。
ところが、実際に10回だけですから、W小教理問答書は教理篇で終わってしまいます。17世紀におもにローマ教会と対峙して書かれた教理問答書なので、その背景など説明していたら時間が足りず、また、18世紀から21世紀に出てきた重要な課題については当然ながら触れられていないからです。たとえば、世界宣教、啓蒙主義、自由主義神学、終末論、弁証法神学、異教、近代国民国家、環境問題など。
そこで、今回、イントロはカテキズムについて解説するとして、そのあとは、新たにカテキズム全体を編んで10回で聖書の教えの全体像が見えるようにしたいと準備中です。