北海道聖書学院の庭にからすが巣をつくって、今、子育ての時期で気が立っていて、神学生や教員たちが襲われて戦々恐々としています。後ろからつめを立てて襲ってきます。対策として散歩に出かけるときは、ヘルメットを用意するとか、ヘルメットに目玉シールを張り付けようとか朝食のテーブルの話題になりました。
そんな話をしていたら、「七つの子」というカラスのうたを思い出しました。
「からす なぜなくの からすは山に かわいい七つの子があるからよ
かわいい かわいい と からすはなくの かわいいとなくんだよ」
この歌はおだやかな気持ちで謳うのではなく、恐怖にふるえながら歌うべきではないか、などと。
ところで、「七つの子」というのが不思議な題名で、これはからすの七羽の子どもを意味するのか、それとも七歳の子どもを意味するのでしょうか?からすは七羽も巣で育てているようすはありませんから、七歳なのでしょうか。しかし、七歳といえば、たぶんからすでいえば、立派なおじさん、おばさんでしょう。いや、おじいさん、おばあさんかもしれません。七歳にもなって巣立つことをしないからすの子って、どうなのでしょうか。親もなかなかたいへんです。