苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

二つのシャローム

20:19 その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」
20:20 こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。
20:21 イエスはもう一度、彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」
20:22 そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
20:23 あなたがたがだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」

                ヨハネ福音書20:19−23

 「シャローム!」。弟子たちは、主イエスが十字架にかけられた以上、自分たちも残党狩りにあうのではないかと死の恐怖におののいていた。そのただなかに復活した主イエスが現れて彼らにおっしゃったのがこの挨拶だった。シャロームとは、神との平和であり、神との平和にともなうすべての祝福である。死が周囲から押し迫っているといった状況は何も変わりはしなかったが、文字どおり復活なさった主イエスに出会って、彼らはシャロームを得て死をも恐れる必要がなくなってしまった。
 「シャローム」ともう一度、主イエスは弟子たちにおっしゃった。これは弟子たちを、キリストの福音の宣教者・教会の指導者として派遣されるに当ってのことばである。世界に福音をもたらす使者として、教会は天国の鍵をたくされた。主は、この祝福のことばとともに、弟子たちに息(聖霊)を吹きかけて彼らに宣教の力をお授けになった。
 復活のイエスから、死に対する勝利のシャロームを得、罪のゆるしと永遠のいのちの約束と確信を与えられ弟子たちは宣教のための聖霊を注いでいただくことができた。こうして世界宣教が実現してゆくのである。
 


 昨日、今日、春の一泊修養会を松原湖バイブルキャンプで行いました。今年は、パティシエの神村兄に御指導いただいて、モンブランをつくりました。自分でつくったモンブランを、それぞれ夕食のデザートにしたのです。楽しくておいしかったです。H兄がつくったのは、なんとなく鳥の顔みたいになりました。