苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

自転車の修理

 しばらく使用せず雨ざらし、雪ざらしになっていた自転車の修理をした。変速機につながるワイヤーのアウターと呼ばれる筒は劣化し、タイヤはひび割れて後輪はチューブもパンクしている。春だから、近所のホームセンターには7800円の新品が売られているが、古いものをゴミとして出すのもしゃくである。高級品ではないにしてもシマノの自転車で、本体はしっかりしているので、修理をすることにした。
 まず変速機のワイヤーを通すアウター(筒)の交換。ボロボロのアウターを抜くと中のワイヤーはまったくさびていなかった。よく切れないニッパーでアウターを適当な長さに切って、ワイヤーを通して完了。かんたんだ・・・と思ったのが、まちがいだった。
 つぎに前輪後輪の交換する。ネットでさがして、前輪後輪タイヤとチューブのセットで2000円。前輪はごくかんたんに交換。問題は後輪である。変速ギアのついた側を外すのか、それともブレーキ側を外してタイヤを交換するのか見当がつかず、とりあえずブレーキ側を外しかけたが、やっぱりギア側が簡単そうなことに気づいて、こちらを外し、タイヤとチューブを交換した。ここまでは1時間半ほど。
 ややこしかったのは、いったん外したギアを調整しなおすことだった。息子と二人がかりでどんなふうにしたら、どういう仕組みで一段から五段までギアチェンジができるのかを調べて、試行錯誤して、ようやくスムーズに動くようになった。一番小さなギアに合わせてワイヤーをひっぱって固定するのがよいことがわかった。
 ところが最後に残った課題があった。試行錯誤してギアを何度も動かすうちに、アウターの端の皮膜がはがれ皮膜の内側の針金の端が曲がってギアチェンジができなくなったのだ。それでわかったことは、アウターを切断するときには、皮膜をカッターで切って、中のたくさんの針金を一本一本きれいに切ったあと、アウターに付属しているキャップを必ずつけなければならないということだった。キャップを捨ててはならない。こういう細かいところを最初おろそかにしたので、あとで苦労した。
 おおざっぱで失敗しがちな自分への教訓。

「小事に忠実な人は、大事にも忠実である。そして、小事に不忠実な人は大事にも不忠実である。 」(ルカ16:10)