苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

これはいいかも。海流発電!

 海流発電は、年中絶えることのない黒潮の流れを発電に利用する方法である。太陽光発電風力発電につきものの弱点である、供給の不安定さという問題がない。海流は地球の自転によって生じているものなので、天候は関係ないのである。また潮の満ち引きを利用する潮汐発電のように巨大な堰を造る必要もない。ただ、黒潮が流れている場所であるという条件だけなので、敷設場所について制約が少ない。
 製作コストは発電量に換算すると原発の数分の1ほどとのこと。技術的には日本は世界一の造船技術を持っているのだから、取り組み可能である。黒潮は世界一速く流れる海流であって、これを利用しない手はない。これま邪魔してきたのは、一つは原発ムラであり、もう一つは海流発電は世界に先例がないという官僚的思考であるという。
 この海流発電に長年取り組んできたのは、もと貨物船の船長の鈴木さん。NOVAエネルギーという会社で開発している。http://www.nova-ene.co.jp/
愛川欽也 パックインジャーナル 20110702 2/8

以下、引用〜〜〜〜〜
台湾経済部の試算、5.8円/1kw、ノバエネルギー、160万kwの黒潮発電計画
2011年06月21日 22時42分43秒 | thinklive
開発が進まないのは、余りにも低コストで既存電力企業には脅威?

黒潮の幅は、日本近海では100km程度で、最大流速は最大で4ノット(約7.4km/h)にもなる。また、600-700mの深さでも1-2ノットになることも珍しくない。正確な流量の見積もりは困難であるが、概算で一秒間に2,000万-5,000万立方メートルの海水を運ぶとされている。

日本南岸の黒潮には、大きく分けて2種類の安定した流路のパターンがあり、ひとつは四国・本州南岸にほぼ沿って流れる「非大蛇行流路」と、もうひとつは紀伊半島遠州灘沖で南へ大きく蛇行して流れる「大蛇行流路」である。この蛇行現象を黒潮大蛇行(くろしおだいだこう)と呼び、この大蛇行は黒潮特有の現象で、メキシコ湾流等他の西岸境界流に見られない。1930年代にこの蛇行現象が知られ、当時は異常現象と考えられたが(そのため古い資料には黒潮異変という名称が用いられている[1])、その後の多くの観測と研究によって、大蛇行は黒潮のとり得る安定流路の一つであることが示された。

台湾経済部エネルギー局の葉恵青(イエ・フイチン)局長によると、黒潮発電は環境への負荷が少なく、かつ発電効率も高いという極めて効率的な発電方法だという。技術開発が進めば、1kwあたりの発電コストは約5.8円となり、既存の発電技術に十分対抗しうると見られている。また、温室効果ガスを排出しないため、その分の排出権を売却すれば、最大で1200億円もの収入が見込まれるという。

株)ノバエネルギー、160万KWの発電計画

*中国、フィリピン、ベトナム諸国と提携すべきだ?

地球が自転している限り止まることのないこの海流からエネルギーを取り出す。それは太陽光発電風力発電とも異なる無限に安定したエネルギー源となります。

日本の国土面積は世界60位ですが、領海と排他的経済水域を合わせるとなんと世界第9位の面積となります。つまり、海流エネルギーの活用においては日本は有数のエネルギー大国となりうるのです。

*当社の海流発電は地球にNo Damage!
希少動物となったジュゴン、白イルカ、シャチ、鯨のみならず、様々な海中生物。そして温暖化が加速する珊瑚の危機的状態…。当社の開発した発電システムは海中の動植物を傷づけず、海底の地層への負荷も最小限に抑えられます。同時に、海藻がからまったりすることによる器材の破損も少なく耐久性も高く、海底環境との最適な調和が作り出されます。

*巨大黒潮発電構想(160万キロワット)
160万キロワットの巨大海流発電所構想は現在我が国にある大型原子力発電所135万キロワットを超えるもので、放射性廃棄物も出さず、海に浮かせるので人体、動物への影響もなく建設費用もその約1/2以下と予想されています。この装置は4km四方の海中に設置され東シナ海に流れる黒潮本流の幅100km、時速3~4ノット、石垣島の西から屋久島の南まで約1,000kmの所ならどこでも設置することができ、海流発電による新エネルギー基地を作ることが出来ます。

これは、東シナ海に新たな油田を発見したものと同じ効果をもたらします。

*今後の計画
2010年、春に10kw型の潮流発電装置を明石海峡に設置予定。
その後、明石海峡大橋固定型発電装置300kw型を橋脚に設置予定。
2020年までに、東シナ海での海流発電装置2,000kw型を800基設置し160万キロワットの巨大黒潮発電所を実現。
東シナ海を友愛の海へ。
黒潮本流は東シナ海の我が国の排他的経済水域内を流れております。しかし、海の流れは一国固有のものではなく全人類の財産と考えます。従って、東シナ海にアジアの発展途上国といわれる国々の海流発電所の建設を行いたいと思います。そこで生産されたエネルギーの利益はそれぞれの国のものです。その利益によりアジアの国々はそれぞれに発展することができるのではないでしょうか。もちろん、発電所の運営、管理はわが国の排他的経済水域内なので日本国の会社である当社が行います。これにより、東シナ海は友愛の海となることができます。

*水の流れは国境なき財産
黒潮だけではありません。北半球にはメキシコ湾流、南半球ではブラジル海流、東オーストラリア海流、モザンビーク海流などが存在します。水の流れに国境はありません。その場所に近い国がそれぞれの海流を利用してエネルギーを生産することができます。また、当社開発のこの発電方法は、大型河川での活用も可能です。エネルギーの自給と食糧の自給。それは世界平和への多いなる道。

海のエネルギーを未来エネルギーに。このシフトチェンジが世界への希望となることを私たちは信じます。

株式会社ノヴァエネルギー設立年月日 2007年5月21日

代表者 鈴木清美
資本金 4,000万円
従業員数 4名
本社所在地 〒650-0046
兵庫県神戸市中央区港島中町4-1-1
ポートアイランドビル11階
TEL : 078-304-7825
FAX : 078-304-7826
岩屋事務所 兵庫県淡路市岩屋889-3地先
事業内容 新エネルギーの研究開発
海流エネルギー・潮流エネルギー・河川エネルギー
製造販売

以上、引用元はThinking Live
http://blog.goo.ne.jp/thinklive/e/e690e2befa8058f63fd7e32a58754bb8


 下記は、大企業と東大によるパクリのようである。鈴木さんには気の毒だが、これでも実現するならばよいと思う。

世界初「黒潮発電」開発へ、IHI、東芝などが20年度の実現目指す


黒潮のエネルギーで安定的に電気を起こす「海流発電システム」の共同開発にIHI、東芝などが着手する。新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)の新規事業の委託先に採択されるめどが付いたためで、2015年度には要素技術を開発し、20年度の実現を目指す。海流発電が実用化されれば世界初の快挙となる。

 共同開発に取り組むのは2社のほか東京大学三井物産戦略研究所。海流は年間を通して一定で、安定的な発電が可能。特に黒潮は日本沿岸付近を流れており、流速が速い上に流量が多いことから大きな発電電力量が期待できるという。

 技術面での障壁やコスト面から事業化が難しいとされてきたが、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて自然エネルギーの活用を目指す機運が上昇。その中でNEDOは、海流発電の発電能力や信頼性の向上を目指すIHI、東芝などを新規事業「次世代海洋エネルギー発電技術研究開発」の委託予定先に決めた。

 開発を進めるのは、直径40メートルのタービン翼を2基備えた発電機(出力2千キロワット)。水面下50〜100メートルの海底に設ける係留装置からワイヤでつなぎ水中を浮遊させる方式で、送電は海底ケーブルを使う。

 水中に設置することで波の影響を受けず、船舶の航行に支障を及ぼさないという。固定する方式に比べてコストが大幅に軽減できるほか、必要に応じて浮上させることができ維持補修も容易としている。

 IHIによると、東京大の高木健教授(海洋技術環境学)が進めてきた研究成果を基に、IHIが発電機の本体やタービン、係留装置などの設計建造を行う。東芝はタービンの構造や送電システムなど海流発電システム全体をチェックする役割を担うという。

 13年度に40分の1のサイズを建造し、横浜市内で要素技術の開発を開始。20年度をめどに海流発電システム1基を約10億円投じて建造し、海底に係留して実用化したい考え。並行して発電事業の実現性を調べた上で、海流発電システム400基が並ぶ出力80万キロワット級の大型発電所を開設することを目標としている。

こちらを参照
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1111/29/news007_3.html

こちらも参照。http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/5186/tyouryuu.htm


追記
 しかし、海流発電によって海流の運動エネルギーを電気に変換した場合、その分、当然、海流の流れは弱くなってしまう。その結果、なんらかの支障が生じるだろう。そのへんもよく考えて設置する必要がある。