苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

大気が温暖化すれば、海水温が上昇するか?

 ちょっと考えればわかることのはずなのだが、世界中がだまされている件。「地球温暖化の原因はCO2である」というトンデモ説をなぜ自分は信じてしまったのか?そりゃあ政府もNHKも民放も教科書も、総力挙げて宣伝したのだから、だまされても仕方がないといえばそうなのだが、中学時代理科部だった筆者はちょっとくやしい。 ほんとうの専門家たちの9割はウソだと知っているが、業界の秘密だそうである。(丸山茂樹『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている』丸山氏は東工大大学院教授。ただし本書で価値があるのは1章のみ)。
 「CO2増加によって大気があたためられ、その結果、地球が温暖化している。だから発電中、CO2を出さない原発は環境によい」という今日マスメディア、学校教科書ではほとんど常識のようになってしまっている説は、ありえない話である。武田邦彦氏は、とてもわかりやすい例を挙げている。
 風呂を沸かすために、風呂場にストーブを持ち込んで風呂場の空気をがんがんあたためる人がいるだろうか。そんな人はいない。そんなことをしてもお湯は沸かないからだ。同様に、大気中にCO2がふえて大気が暖まったとて、海水が温まり、地球が温暖化するわけがない。
 事実は逆で、私たちは風呂のお湯を温めれば風呂場の空気があたたまることは知っているから、年寄りを風呂に入れるときには、風呂のふたをあけて風呂場をあたためてから、「さあ、おかあさん。おふろの準備ができましたよ。」というのである。同様に、海水が温まれば、大気は温暖化する。
 なんでそうなるかといえば、水の熱容量は空気の熱容量の3500倍もあるからである。熱容量とは物体の温度を1℃高めるのに必要な熱量のことである。水を1℃上げるには、空気を1℃上げるのに必要なエネルギーの3500倍が必要なわけ。
 ところで、小出さんがよく引用されることばだが、原発は熱効率がものすごく悪い発電方法で、発生する熱の3分の2は海に捨てているので、「海温め装置」と呼ぶべきである。だとすると、原発地球温暖化を手伝っているのだ。100万キロワットの発電所の原子炉の中では300万キロワット分の熱が出ているが、そのうち200万キロワット分の熱は海に捨てられている。100万キロワットの原発だと毎秒70トンの海水を7度上げる。そして、海水が温められれば大量の二酸化炭素が大気中に出てくる。・・・というわけで、事実はマスメディアの宣伝のまるでさかさまである。
 「地球が(太陽活動の周期的活発化で)温暖化した結果、海もあたたまり大気が温暖化している。また、海温め装置である原発地球温暖化の一因である。また海水が温められた結果、海水中のCO2が気化している。」

参照:武田氏の文章
http://takedanet.com/2009/02/post_8c7c.html
http://takedanet.com/2008/08/post_710d.html  


 小海小学校のそばにあったイカリソウ