苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

わが家の図書館

 最近Open Libraryというのを見つけた。100万冊も本がある。それが単なるテキストファイルではなくて、pdfの写真版で古ぼけた本のページをめくるようにして閲覧することができる。たとえば絵本なら、これなんか懐かしいでしょう。
http://www.archive.org/stream/storyoflittlebla1903bann#page/n9/mode/2up
 神学の古典的なものもある。たとえば、チャールズ・ホッジとかシェッドの組織神学。

http://www.archive.org/stream/dogmatictheology01sheduoft#page/n3/mode/2up

 Gutenberg Projectというのもある。こちらのほうが有名でさらに収蔵数は多いようである。だがこっちはpdfではなくて、打ち直した文字が並んでいるので、味気が無い。資料としては使えても読書には向いていない。
http://www.gutenberg.org/wiki/Main_Page

 英米では著作権の切れた作品を無料配給するサービスをとても積極的に行なって、すでに巨大な図書館のありさまを呈している。筆者がときどき利用するのは、日本では青空文庫であるが、それほど盛んではないようである。日本の国会図書館もこんなふうにどんどんpdfデータ化を進めてネットで公開してくれるならば、どれほど便利だろう。と思って、国会図書館で検索してみると、やはり貴重な書物は写真版で読めるようになっている。
 クリック⇒http://www.ndl.go.jp/
そして、電子図書館のボタンをクリックすると、出た出た分野別索引。「内村鑑三」で検索してみると、著書のリストが並ぶ。そして一つ選んでポチとすると、本文が出た。でもモノクローム写真版で、カラー版とくらべると風情がないが、雰囲気は伝わってくる。本だけでなく書画もある。伊能忠敬の地図とか、いろいろな浮世絵とかも。こっちはぼやーっと眺めるだけでOK。すごい時代になったものだ。ただ日本語にせよ外国語にせよ、肝心の読む力が足りない。ま、ぼちぼちと力を付けて行きたい。

追記>この文章は一ヶ月以上前に書いたものなのだが、どうもopenlibraryがうまく開けなくなっている。代わりといってはなんだが、次のサイトがある。これは字がとても読みやすい。Sheddもある。
on Read. com
 http://www.onread.com/
http://www.onread.com/book/Dogmatic-Theology-1209127/
 現代は、人文科学についていえば、学歴を求めるのではなく、学力を求めるならば、いくらでも勉強を続ける手段は提供されている。