東北、常磐をはじめ各地の被災者のみなさまの惨状を知るにつけ、慰めのことばがありません。お見舞い申し上げます。
1.筆者は教団理事会の常任書記という職責もあり、昨日は被災した東北、常磐の教会・教団関係の地震・原発震災の情報と電話のやりとりしつつ、礼拝の準備をして、一日がたちました。
福島原発第一号機についてのみ、海水注入による原子炉冷却が進んでいるということが報道されていますが、その他の原発の事態は決してまだ予断を許しません。
正しい情報を得ること、主イエスの御名によって祈ること、自分に何ができるかを考えること、行動すること。
2.今回の東北・三陸の地震と大津波については、下記の過去の記事を参照してください。http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20100124
3.今後、原発震災が生じる危険性がなお相当あると考えられます。その被害からの逃れ方については、下記のURLをクリック参照して落ち着いて行動してください。大事なことは内部被曝を防ぐことです。
「原発震災から身を守るには」(ページの下のほうにあります)
http://www.stop-hamaoka.com/kaisetsu-4.html
4.原発震災については、カテゴリー欄の「地震」の文字をクリックしてください。
5.今回の地震は海溝のマントルの入り込みの反動による、海溝型の超巨大地震で、東海・東南海・南海地震(静岡〜九州沖のトラフによる地震)と同じタイプのものです。阪神淡路大震災、中越沖地震、そして今後予測されている関東の大規模な地震は直下型ですから、タイプは違います。けれども、今回の地震によって相当地盤にひずみが生じてしまったので、過去の記録によれば、今後1年くらいはあちらこちらで直下型地震が頻発することが予測されます。すでに新潟・北信地域では震度6の地震が起ったことはご存知のとおり。
ですから、私たちはそれぞれ棚が倒れないように止めるなど、基本的な備えをする必要があります。突っ張り棒は、揺れると倒れてしまうので、高価な割りにまったく役に立ちません。安いL字金具で止めましょう。とめかたは下記参照。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/knowledge/video_tfd.html
追記6.南関東直下型地震は、2007年〜2036年までに、70%の確率で発生すると予想されています。東京、神奈川、千葉方面は被害甚大です。政府はその事態に備えて、二つの準備をすべきです。
ひとつは首都機能の分散・移転。浜岡原発にはまるで無関心で、首都機能移転をこばむ現職都知事の再選は東京だけでなく、日本にとって大きなマイナスだと思います。都知事選で選ぶべき人物は、浜岡原発廃炉、首都機能分散を打ち出す人です。そういう候補がいるかどうか筆者は知りません。有権者である都民は自分で調べてください。もうひとつは、浜岡原発の廃炉。
追記7.各地震の今後30年以内の海溝型地震の発生確率(地震調査委員会の2005年1月1日の数字)
東海地震・・・・・・・87パーセント⇒浜岡原発あり
東南海地震・・・・・・60パーセント
南海地震・・・・・・・50パーセント
(三陸・宮城沖は99パーセントとされていましたが、福島の原発はその準備を怠っていたことを、東京電力は猛省し、「想定外」だという言い逃れはやめて原発依存を止めるべきです。)
追記8.福島第一原発3号機が今朝2時44分の冷却機能停止。炉の開放による減圧と、冷却措置が成功するように祈りましょう。
追記9 1号機は3月12日15時36分に水蒸気爆発。