苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

追悼 神が彼女を取られたので

 千葉の神学校で私のクラスに出ている韓国からの留学生孫ミネ姉が、不整脈で急逝されたとの報せを受けました。もともと心臓に弱いところがあって、ペースメーカーを着けていらしたのだということを初めてうかがいました。まじめで落ち着いた、そして、明るい笑顔が故国の花ムクゲを思わせる姉妹でした。
 こういうとき、つい、神様に向かって「なぜ?」と問わないではいられなくなります。命は神の主権に属することであり、被造物である私たちが問うことを許されていないことなのかもしれないけれど、永遠への思いを与えられた身としては・・。
 「神様。わざわざ日本の魂の救いのために献身をして、一生懸命に学んで、これからという姉妹をなぜあなたは取り上げられたのですか?故国のお父さん、お母さん、ご家族の悲しみはいかばかりでしょう。なぜ?」
 神を愛する若いミネ姉のあまりにも早い召天を思うとき、その昔、当時の平均寿命からすると三分の一ほどの年齢で神のもとに連れて行かれた、神の特愛の聖徒エノクのことに思いあたりました。
「エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。」(創世記5:24)

 お父様、お母様に、家族のみなさんに、そして、神学校の同級生たちに、天からの慰めがありますように。 アーメン