今朝5時半、気温は18度。半袖だと少し肌寒い。森の近くの住宅街をトラクト散歩していたら、大きな雄鹿が悠然と散歩していました。最初、道路をすたすたと歩いていたのですが、ふと民家の庭に入ってゆきました。早起きは三文の徳。
ヒグマでなくて、助かりました。・・・というのが冗談でないのが、北海道ですね。
春から夏はくもりや霧の出る日の多い苫小牧ですが、ナナカマドが色づき始めて秋。青く広い空が見えるようになりますから、苫小牧の人たちはよく、「苫小牧は秋がいいんです。」と言います。
もと苫小牧の教会にいらして、今は札幌の施設に住まわれる姉妹、今井百合子さんが、入選された短歌と俳句を伝えてくださいました。『百万人の福音』8月号に掲載されたものです。
介護士の摘み下されし蕗の薹籠れる我は春を手に取る
「春を手に取る」がなんとも印象的。
雨粒が梢(うれ)に輝く春の朝
梢を「うれ」と読むことは初めて知りました。きらきらと目に浮かびますね。
今朝はいいお天気。午前5時、外気は16度だけれど、部屋の中はストーブも炊いてないのに25度もある。まさか上か下か右か左の人がストーブでも焚いているのかなあ。それとも、RCなので昨日の余熱なのか。
教会の北の森のちかく、泉町を歩いてきました。ヒグマが出ないかと警戒してあるいていると、ウォーキング用の2本杖をついて朝散歩しているおばあちゃんに出会いました。挨拶をしたら、「いっしょうけんめいですね。わたしはハリストス教会の信者です。」とおっしゃった。苫小牧にはハリストス教会(ギリシャ正教)があるんです。5年前赴任まもなくお訪ねしたときは、閉じていて司祭さんに会うことはできませんでした。
スコットランドで学んだ方から数年前にもらった大事なゴルフキャップ。本格的ゴルフはしませんが、北海道には数百円でできるパークゴルフというのがあるのです。この帽子には、あの有名なコースの名OLD COURSE ST. ANDREWSと刺繍されています。
ところが、汗がついて放置しておいたら、妻に洗ってもらっても汗シミが洗ってもとれなくなってしまいました。ぼくが「うーん。思い切って、ちょっと茶色っぽく染めたらどうだろう。」というと、妻が「コーヒー染めか紅茶染めにしてあげる!どっちがいい?」と言います。「そりゃあ、紅茶染めでしょ。英国だし。」と答えました。色を定着させるには1リットルあたり大匙1の塩を入れるのがポイントだとか。
実物は、この写真よりももっと茶がかっていい風合いです。
たいへんお世話になった先輩が、新型コロナのための2度目のワクチンを接種の翌々日、突然亡くなった。検死の結果は、心臓あたりに短時間激しい炎症があったことだけが判明したが、ワクチンとの因果関係は不明とされた。年齢は六十代半ば。テレビニュースでも二十代の看護師さんが接種後、すぐに亡くなった例が報道されていた。だが、因果関係は不明だとされる。ご遺族が気の毒でならない。
厚生労働省が2021年8月4日に公にしたデータによれば、今年3年2月 17 日から令和3年7月 25 日までに報告された コロナワクチン接種後の死亡事例は828 件に上る。たしかに接種した人口比からいえば、微々たるものだとある人々はいうだろう。しかし、家族にとっては、たったひとりの人なのである。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000816282.pdf
828人の死亡者のうち、「ワクチンとの因果関係が認められないもの」は3件であり、「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」は825件だという。そして、「ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの」は0件だとされている。
つまり、十分な治験を経ていないワクチンなので、ワクチンによってどのような副反応が生じるかということに関する情報が不足しているので、かりに死亡しても「因果関係不明」とされてしまうということではないのか。だから、ワクチンのせいで死亡した場合に保障するとされている4420万円というのは、実際には空約束なのである。国がそれを最初から意図したことかどうかは、知らないけれど。
政府としては、国民全体を守るために、ワクチン接種を推進するほか方法がないと考え、「最大多数の最大幸福」のために、少数の犠牲はやむをえないと考えているのであろう。そのことは、わからなくはない。だが、もしそうだとすれば、いわば国民全体が生き残るために犠牲となった少数の人々の遺族のためには惜しむことなく保障をするのは、当然の義務であると思う。