およそ五百年前、キリスト教は日本に入った。その扱われ方から、次のような変遷があったと著者はいう。これはなるほど。
1 異神 1549-1587
1549年はザビエル来日
2 邪宗門 1587-1859
1587年は秀吉によるバテレン追放令
3 耶蘇教 1859-1873
1858年は開国、1859年宣教師来日
4 洋教 1873-1989
1873年は切支丹禁制高札撤去
5 基督教 1889-1945
1889年は明治憲法公布、制限付きで信教の自由
6 キリスト教 1945-
1845年は敗戦、1847年日本国憲法で信教の自由
わずか200頁ほどの小さな本である。
題名は、ローラント・べイントンの名著『世界キリスト教史物語』の日本版ということで教文館が付けたとのこと。柳の木の下にドジョウはいたのかなあ。表紙が面白い。これはなんだろう?