苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

N.T.ライトの体系

N.T.ライトについてかつてメモしたことを眺めて、会堂からの帰り道、思いめぐらしていたら、彼の体系が見えてきた。やはり、罪観は神学体系のアルキメデス点です。


ライトにとって罪観は、神の前の人間の罪責でなく、悪魔の力。

ゆえに、ライトの贖罪論は、キリストがわれわれの代表として、十字架の死と復活により悪魔に対して勝利したことである。つまり劇的説(古典説)。

ゆえに、ライトのキリスト観は勝利の王・神の民の代表者であるキリスト。

ゆえに、ライトの福音理解は「イエスは王であるという宣言」である。

ゆえに、ライトの義認理解は、神の王国の民として認定すること。