今、校正をしている本『新・神を愛するための神学講座』の目次です。少し分厚い本になります。本書の狙いは、その書名が表しています。「まじめな神学的な本だけれど、例えが身近なのが面白い」という感想を話してくださる友人がいました。今、第二校なので、秋には出せるのではないかと思います。
目次
はしがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
序章 神を知ること、神を愛すること・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 神を愛するために
2 抽象化を許さない、神の聖書啓示の方法
3 神学の諸部門と順序と用語
第一章 啓示について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 被造物啓示(一般啓示)
2 「自然神学」を淵源とする近現代の思潮
3 被造物啓示と人間の理性の状態について
4 特別啓示とその保存
第二章 聖書啓示とその解釈・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 啓示の中心キリスト
2 聖書の二性とその解釈
3 聖書の唯一の著者
4 行為啓示とことば啓示
5 霊感と照明
6 聖書の完結と普及
7 啓示の漸進性
8 聖書の権威
9 「聖書には誤りがない」とは
10 聖書解釈の決め手
第三章 唯一まことの神・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 自然宗教
2 理神論
3 有神論― 唯一まことの神
第四章 父・子・聖霊の神・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 神秘ではなく謎として
2 旧約聖書
3 新約聖書
4 父・子・聖霊の関係と神の道徳的性質
第五章 聖定・創造・摂理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 神の計画のゴール
2 創造と摂理
3 御子は、創造における仲保者であり相続者である
4 無からの創造
5 第一の創造記事
6 被造世界の特徴 ― 統一性と多様性と時間性 ―
第六章 創造記事と進化論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 進化論と創造論の対立を回避するための提案について
2 有神論的進化論
3 特別創造論
第七章 摂理(配慮)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 聖定・創造・配慮
2 保持
3 統治
4 あらゆるところで
5 摂理と聖化
第八章 人は「神のかたちのかたち」・・・・・・・・・・・・・・・
1 「神のかたち」における創造と四つの状態
2 従来の「神のかたち」理解
3 「神のかたち」は御子である
4 人は「神のかたちのかたち」として造られ、神の王国の完成を目指す
5 「神のかたち」の関係的見解・実体的見解・機能的見解は、キリストにあって統合される
第九章 人間の構成―外なる人、内なる人・・・・・・・・・・・・・
1 人間の構成
2 二分説
3 三分説
4 人間の個性と聖霊の働き
第十章 罪と悪魔と悲惨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 善悪の知識の木―罪の本質とは
2 悪魔
3 悲惨―対自・対人・対被造物
4 原罪と全的堕落、悪魔と悲惨
5 罪観は神学体系のアルキメデス点
6 予定論論争(アルミニウス論争)をどう考えるか
第十一章 神の王国を目指して―契約による展望 ・・・・・・・・・
1 予定と契約
2 創造の契約と暮らしの三要素
3 原福音
4 ノア契約―保持の契約
5 アブラハム契約―相続の契約
6 シナイ契約―幕屋と律法の契約
7 ダビデ契約―王国の契約―
8 キリストにおける諸契約の成就
第十二章 相続者・仲保者キリスト・・・・・・・・・・・・・・・
1 イエスに関する基本的事実
2 キリストの二性一人格
3 相続と仲保の役割
4 預言者・祭司である王
第十三章 贖い論―祭司である王キリスト・・・・・・・・・・・・
1 贖い・償い・宥め
2 対悪魔勝利説
3 満足説
4 改革者たちは刑罰代理を核心として、悪魔に対する勝利も説いた
5 道徳的感化説(主観説)
第十四章 救いの順序・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 救いとは
2 救いの順序
3 予定・選び
4 召し(有効召命)・キリストとの結合
第十五章 義認―祝福の適用①・・・・・・・・・・・・・・・・・0
1 この世における三つの主な祝福と二本の線
2 ローマ書における救いの教えの順序
3 義人はいない。一人もいない。
4 義認は法廷的な決定
5 義認の根拠
6 義認の主語は神
7 十字架のテオディセー
8 救いの過去・現在・未来
第十六章 聖化―祝福の適用②・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 義認と聖化は区別されるが、密接不可分である
2 キリストに結ばれ、「罪(サタン)」から解放された
3 律法の呪いから解放され、御霊によって仕える
4 サタンが律法によって奴隷的恐怖に陥れるが・・・
第十七章 子としての聖化―祝福の適用③・・・・・・・・・・・
1 義認と聖化の矛盾?
2 ノモスの発見
3 子とする御霊
4 愛は律法の要求を満たす
5 神の家族の一員とされた
6 「我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく」
7 世界の相続人
第十八章 聖霊の働き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2 聖霊に満たされなさい
第十九章 主の教会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 教会とは
2 キリストのからだ
3 教会のしるしと務め
4 聖礼典―祭司職①
5 祈りと賛美―祭司職②
6 ディダケーとケーリュグマ―預言職
7 教会政治の方法―王職
第二十章 教会と俗権・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 俗権は「民の暮らし」の手段
2 教会の権能と俗権の権能
3 俗権の獣化
4 愛国心は歴史現象である
6 教会はどう生きるべきか
第二十一章 王の到来―終末論・・・・・・・・・・・・・・・・
1 終末の教理の略史
2 四つの「終末」
第二十二章 個人的終末論・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 死
2 中間状態
3 復活
第二十三章 王の再臨と王国の完成―世界的終末論―・・・・・・
1 預言の遠近法・産みの苦しみ
2 一般的前兆
3 教会(神の民)に関する前兆
4 再臨直前の前兆と主の再臨
5 千年期について
6 再臨と審判と神の王国の完成
あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・