「勤労感謝の日」というのは、誰が誰に対して感謝する日なのだろう。
その働きによって生計が支えられている家族、その働きによって経営が成り立っている会社は、働いている人に対して感謝をする日。働いている人は、健康を与え、職場を与えてくださっている神様に感謝する日ということなんでしょうね。
労働は奴隷がするものというのが古代ローマ帝国の世界でしたから、奴隷ということばが出てきて、やや違和感がありますが、聖書には神の前の労使関係について次のように教えています。奴隷も主人も、天におられる主なる神に仕える身であることを自覚して、それぞれの職分を果たし、互いを尊重せよということでしょうね。
6:5 奴隷たちよ。あなたがたは、キリストに従うように、恐れおののいて真心から地上の主人に従いなさい。
6:6 人のごきげんとりのような、うわべだけの仕え方でなく、キリストのしもべとして、心から神のみこころを行い、
6:7 人にではなく、主に仕えるように、善意をもって仕えなさい。
6:8 良いことを行えば、奴隷であっても自由人であっても、それぞれその報いを主から受けることをあなたがたは知っています。
6:9 主人たちよ。あなたがたも、奴隷に対して同じようにふるまいなさい。おどすことはやめなさい。あなたがたは、彼らとあなたがたとの主が天におられ、主は人を差別されることがないことを知っているのですから。(エペソ6:5-9)