真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。わたしは、かれらのため、わたし自身を聖め別ちます。彼ら自身も真理によって聖め別たれるためです。
それは、父よ、あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼ら(信じる人々)がみな一つとなるためです。また、彼らもわたしたちにおるようになるためです。そのことによって、あなたがわたしを遣わされたことを、世が信じるためなのです。(ヨハネ17:17−21)
神学生時代、武田清子『土着と背教』を読んだことがある。福音土着について考えていたころのことである。埋没型、分離型、対決型うんぬんという議論があった。そうしたとき、大樹くんが、上のみことばを教えてくれた。
真理のみことばによって、世から聖別され、世に派遣される。世からの遊離でもなく、世への埋没でもないキリスト者の生き方。そうした生き方をしているならば、父と子の交わりが、信徒の交わりとなり、信徒の神との交わりとなり、そういう神と信徒の交わりは、まだ神を知らぬ人々に対する証となる。