ホセア14:9
【主】の道は平らだ。
正しい者はこれを歩み、
そむく者はこれにつまずく。(新改訳)
主の道は直く、
正しき者はこれを歩む。
しかし罪びとはこれにつまずく。(口語訳)
ヱホバの道は凡て直し
義者は之を歩む
然ど罪人は之に躓かん (文語訳)
主の道は正しい。
神に従う者はその道に歩み、
神に背く者はその道につまずく。(新共同14章10節)
特徴ある翻訳は、新共同訳。「義者」を「神に従う者」、「罪人」を「神にそむく者」というふうに、「神に」ということばを補って訳している。解釈として正しいが、翻訳としては付け加えすぎだと感じる。
また、主の道は「平ら」という新改訳も特徴的。罪人は平らなのにつまずくというのが皮肉で面白いのだが、ふつうはヤシャルは「正しい、まっすぐ」ではなかろうか。平坦な道は気楽な道というイメージがあるが、主に従う道はまっすぐだけれど、けっして平坦ではない。たしか「天路歴程」でも、どれが主の道であるかを見分ける秘訣は、険しくともまっすぐであることだった。
たとえ険しくとも、しもべに主の道を行かせてください。