苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン3月17日   まっすぐな道を

ホセア14:9
【主】の道は平らだ。
  正しい者はこれを歩み、
  そむく者はこれにつまずく。(新改訳)


主の道は直く、
正しき者はこれを歩む。
しかし罪びとはこれにつまずく。(口語訳)


ヱホバの道は凡て直し
義者は之を歩む
然ど罪人は之に躓かん (文語訳)


主の道は正しい。
神に従う者はその道に歩み、
神に背く者はその道につまずく。(新共同14章10節)

 特徴ある翻訳は、新共同訳。「義者」を「神に従う者」、「罪人」を「神にそむく者」というふうに、「神に」ということばを補って訳している。解釈として正しいが、翻訳としては付け加えすぎだと感じる。
 また、主の道は「平ら」という新改訳も特徴的。罪人は平らなのにつまずくというのが皮肉で面白いのだが、ふつうはヤシャルは「正しい、まっすぐ」ではなかろうか。平坦な道は気楽な道というイメージがあるが、主に従う道はまっすぐだけれど、けっして平坦ではない。たしか「天路歴程」でも、どれが主の道であるかを見分ける秘訣は、険しくともまっすぐであることだった。
 たとえ険しくとも、しもべに主の道を行かせてください。