意味ある豊かな世界には、一つであることと、多様であることと、その両方が大事。
グローバリゼーションとか、自由市場経済とか、規制緩和が目指しているのは、世界統一市場ですから、これはだめです。最強資本家にすべての富が集まるだけのことです。一流のプロゴルファーと、素人のおじさんゴルファーがハンデなしでゴルフなんかしても面白くもおかしくもないでしょう。
それに、国民の生活と命に直結している農業・医療・エネルギーといったものは垣根をつくって守っておかないと、強欲な金持ちたちが庶民の命を食い物にしてしまいます。TPPはその垣根を取り払うことを意味します。
反対に、「多」の極端である鎖国とかブロック経済では国同士が助け合うことができませんから、これもだめです。
結論としては、世界経済においても、「多」と「一」の両立が大事だということです。