苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

突っ張り棒でなく、L字金具で

 関東地方に直下型の大地震が来ることが話題になっている。東大の平田氏によれば、4年以内で70パーセントだそうだ。だが、実際には、日本のどこに大地震が来るかはわからない。かつて神戸出身の私はよく友人に、「ぼくは関東に来て、地面って揺れるものなんだなあと初めて知ったよ。」なんてのんきなことを言っていたのだ。過去を調べてみれば、兵庫にも京都にも大阪にも大地震は来ていたのだ。
 直下型の破壊力は、311の長周期のゆらゆらという横揺れのプレート型地震とはまったくちがう。阪神大震災と311地震の両方を体験した人が言っていたが、揺れに関しては阪神のほうが圧倒的に激しかった、と。真下からの突き上げで大型テレビがジャンプして暴れまわる。神戸市役所の途中の二つの階はつぶれてしまった。パンケーキクラッシュという現象だそうである。地震では絶対壊れないと豪語されていた高速道路の脚はくじけてしまった。重量の建物は、自重によって破壊されてしまうのだ。重量力士がひざを痛めるのと同じだろう。トーアロードの生命保険会社の10階建てほどのビルは前にばたんと前のめりに倒れてしまった。ピロティ式のビルは津波はやりすごせるだろうが、直下からの地震ではつぶれてしまう。
 地震での死者の80パーセントは家具転倒と建物の破壊によるのだそうだから、読者は家具転倒防止のためにすみやかに手を打ってほしい。その際、いわゆるつっぱり棒は地震の時には倒れてしまうので、L字金具できちっと固定することが肝心である。
 具体的なやり方は、こちらを参照。
http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20100123

東京消防庁のビデオ講習http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/bou_topic/index.html