苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

戦車をブルドーザーに

 先日、突然、S氏がおいしそうなイチゴをもって訪ねてこられて、交流の時があった。その話のなかで、facebookを開くと知り合いの経営者たちの八割が、政府とマスメディアにいとも簡単に操られて、やれ中国と戦争だ、改憲だと息巻いていることを嘆いていらした。本人たちは戦地に行くつもりなどさらさらなく、若者たちが血を流すことになるのに、と。
 その中で、氏は日本が改憲集団的自衛権行使で、ますます米国の世界戦争の手伝いをさせられる方向にあることを懸念していた。そして、こんなことをおっしゃった。・・・むしろ日本は米国との軍事同盟から離れて、自衛隊国防軍でなく国際救助隊に改組して、世界中の災害援助にかけつけることにしてはどうか。戦車をブルドーザーに交換するのです・・・と。
 そうすれば、日本は「金だけ出して、血を流さない」とか「トラ(米国)の威を借る狐」と世界中から軽蔑されたり恐怖の的になるのでなく、世界から尊敬され頼りにされ、愛される国となるだろう。その日には、日本人はテロの標的になどなりえない。日本を侵略しようとする国は世界中から軽蔑され非難される。自衛隊サンダーバードに。そんなことが実現すれば、なんとすばらしいことだろう。

 われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。(日本国憲法抜粋)

「彼はもろもろの国の間に裁きを行ない、
多くの民のために仲裁に立たれる。
こうして彼らはその剣を打ちかえて、鋤とし、
その槍を打ちかえて、鎌とし、
国は国にむかって、剣をあげず、
彼らはもはや戦いのことを学ばない。」イザヤ書2章4節