昨年6月、熱中症でお年寄りが去年のこの時期の5倍も病院に運ばれた。原因の一つはもちろん暑さであるが、もう一つの原因は節電キャンペーンである。高齢者は、節電キャンペーンを真に受けて、夜中に無用の節電をして寝て、しかも、高齢者はのどの渇きを感じにくいので、熱中症になってしまう。
放送局は、就寝時に節電する必要はまったくないことと、水を十分取るべきことを宣伝すべきである。でなければ、かならず多数の犠牲者を出す。日中にかんしても、テレビ局が一般家庭にこれ以上節電を求めるのは、殺人的だ。電力消費量がふえるのは平日午後2時から3時なのだから、むしろ節電の効果があるのは、事業所である。
放送局はむしろ、一般家庭のお年寄りには次のことを勧めてほしい。
１．日中は、エアコンの1.7倍も電力を消費するテレビのコンセントを抜き、水を飲み、エアコンはつけたままでOKです。
２．夜間は電力はだぶついているから、寝苦しい夜は安心してエアコンを使いましょう。
