苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

立岩湖でカヤック・ピクニック




 私は小学校高学年か中学生のとき、家にあった雑誌(おそらく「暮らしの手帳」)の中でカヤックを自作して川下りをしてして遊ぼうという記事を読んで以来、カヤックに乗ってみたいなあとずううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううっと思い続けて40年が経った。そして、ついに、今日、その夢がかなった。朝の礼拝が終わった後、教会の兄弟姉妹たちとカヤック・ピクニックに出かけたのだ。
 小海の教会には、「ウィンドスター八ヶ岳」のアウトドアのガイドのサトーご夫妻がいらっしゃって、体験させてくださった。教会を12時に出発、20分ほどで隣の南相木村の立岩湖に到着。立岩湖は山の中のダム湖で水鳥が数羽はねを休めている。あとは釣り人がひとり。ほぼ湖は貸しきりだった。
 サトーさんが車の屋根に載せてきてくださった4隻のカヤックを地上におろし、1隻は湖の畔の駐車場で組み立てた。昔、アメリカ先住民たちの使ったカヤックはバイソンなどの皮で出来ていたようだが、今は4隻は防水のテント地で出来ている。骨組みは木かアルミパイプ。そして、海用の一つは頑丈な樹脂製だった。
 舟が出来上がると、お弁当をひらいて腹ごしらえだ。はやる気持ちをおさえながら、おにぎりを頬張る。いよいよだ。参加者がS夫妻以外で21人いて、二人乗りのカヤックが3隻、一人乗りが1隻あって、もう一隻はガイドしてくださるサトーさん用。3つのグループに分けて7人ずつである。
 私は最初の7人に入れてもらって、一人乗りのカヤックに乗ることになった。さて、ライフジャケットというものを初めて着て、地上でパドルの使い方の講習である。まず、パドルを方向を間違えないようにして正しく持つ。肩幅より両手を左右それぞれ一こぶしくらい広く。そして、前進、後退、曲がり方、停まり方の四つを教わった。
 そしていよいよカヤックを持って、水辺に下りていく。最初はマリちゃんとヨッちゃんが舟に乗り込むと押し出されてスーッと水面に進み出た。つぎに、チータンとマナちゃん、次に、ヒロヒコさんとミキさん夫婦、そして、最後に私。
 カヤックの中にすわると、後ろからSさんが湖面に押し出してくださる。パドルで水をかくと、カヤックは湖面を音もなく滑って行き、そよ風がほほに気持ちよい。山々は新緑でたとえようもなく美しい。40年来の夢がかなった瞬間!
 みんな楽しそうだった。3歳の子どもから八十ウン歳のおばあちゃんまで楽しんだ。格別、家内がこどものようにうれしそうな顔をして乗っていたのがかわいかった。








 ロダもカヤックにのせてもらってご機嫌でした。

☆ウィンドスター八ヶ岳http://windstar8.web.fc2.com/

追記
 「暮らしの手帳」にカヤック自作の記事が載ったのは、1969年なんだそうである。私が小学校5年生のときである。なんと、今、教会に通ってこられる一人の姉妹も、その記事を読んで以来、カヤックに乗ってみたいなあとずっと願ってこられたそうである。それほど、印象深い記事だったのである。それが1969年号だとわかったのは、こちらの記事から。やっぱり、あの記事はインパクトがあったんですねえ。
 「暮らしの手帳」「カヤック」で検索したら、関連記事がいくつかあって、「暮らしの手帳」は第一次カヌーブームの火付けとなったんだそうで、趣味が高じてカヌー作りが仕事となっている人もいます。ちなみに「暮らしの手帳」をはじめた花森さんは、私の高校の先輩です、とちょっと自慢。
http://shikinoie.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-fb52.html
http://gomafu.sub.jp/06zakkan/page011.html